子供の健康診断!前日の朝食や食事は?診断項目は?ママが気をつけておきたいこと
子供の健康状態を知るためにも欠かせない学校で行われる健康診断。
そんな大切な健康診断ですが、実は前日から気をつけたいことって意外とあります。
そこで、健康診断前日にママが気をつけたいことや当日の服装、診断項目などに関してまとめてみました。
そもそも小中学校の健康診断ってどんなことをするの?検査項目は?
健康診断のお知らせを子供が持って帰って来た際、日時だけメモをしてあとは引き出しに入れっぱなしになっていませんか?
健康診断は前夜から注意しておきたいことがたくさんあります。
例えば健康診断の内容によっては前夜、何時から食事をしてはいけないとか、当日は無地のTシャツを着てくることとか、注意点も書かれているので、健康診断のお知らせは必ず子供と一緒にチェックをしておきましょう。
また行う検診項目ですが、小中学校では主に身長、体重、視力、聴力などの検査から、尿検査や校医による診察、また心電図や採決を行うこともあります。
<学校保健安全法施行規則による検査項目一覧>
一 身長、体重及び座高
二 栄養状態
三 脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無
四 視力及び聴力
五 眼の疾病及び異常の有無
六 耳鼻咽頭疾患及び皮膚疾患の有無
七 歯及び口腔の疾病及び異常の有無
八 結核の有無
九 心臓の疾病及び異常の有無
十 尿
十一 寄生虫卵の有無
十二 その他の疾病及び異常の有無
※そのほか、胸囲及び肺活量、背筋力、握力等の機能を、検査の項目に加えることができる。
※小学校の第四学年及び第六学年、中学校及び高等学校の第二学年並びに高等専門学校の第二学年及び第四学年において聴力を検査の項目から除くことができる。
学校保健安全法施行規則(昭和三十三年六月十三日文部省令第十八号)より引用
健康診断前夜の食事や当日の食事で気をつけたいこと
さて、健康診断の前日に気をつけたいことですが、血液検査がある場合、前日の夜9時、もしくは10時以降は食事をしないように指示があると思います。
これは、前夜から10時間以上絶食をして血糖値の検査をするためです。
正しい検査結果を出すためにも決まりをしっかりと守ることを子供にも教えましょう。
だからといって、夜9時ギリギリにたっぷり食べてはダメ!
脂質や血糖値などの検査結果に影響を与えやすい揚げ物や甘い物も控えるようにしましょう。
そして夕食は、肉よりも魚や野菜たっぷりの食事が◎。
さらに健康診断の前夜はなるべく睡眠時間を多くとるようにすることも大切です。
また、夜と翌朝の飲料に関してですが、お腹がすいて口寂しい子供は、ご飯を食べてはいけないことは理解しても、飲料に関してはジュースを欲しがるかもしれません。
そんなとき、ママもノンカロリー飲料ならよいのではと考えがちですが、これもNG!
ノンカロリーといってもまったくカロリーがないわけではないうえに、中には糖分が多く含まれている物もあるので、摂取しないように。
飲み物は水を飲むように気をつけてあげましょう。
健康診断当日の服装で気をつけたいことは?
心電図やレントゲンの項目がある場合、学校から指定されると思いますが、無地の半袖や長袖のTシャツがあると便利です。
また、小学校高学年~中学生の女の子の場合、ブラジャーに金属が使用されている物もNGなので気をつけてください。
前日に健康診断の注意を読んで慌てないように、なるべく早めにそれらの下着や服を用意しておきましょう。
心電図やレントゲンなどがない場合でも内科検診があったり、体重を計ったりして衣服の着脱があるので、すぐに脱いだり着たりできる服装にしてあげることも大切です。
どうして色覚検査がなくなったの? 気になる場合のチェック方法
子供の頃、学校で色覚検査をしたことを覚えている方も多いと思います。
以前は小学4年生を対象に学校で色覚検査が行われていたのですが、2003年に、差別の助長につながる恐れがあるとして色覚検査がなくなりました。
ところがそれにより、色覚異常があることに気づかずに進路を決めて社会人になってしまって職業的に困ったり、または資格取得の際、問題が生じたりするケースが増えているのも事実です。
とくに就職では消防士や飛行機や船舶の操縦士、鉄道の運転手など安全に人々の関わる職業は色覚が正常であることが求められています。
また、クリーニング店や飲食店などもシミの色が分からなかったり食品の鮮度が分からなかったりすると難しい場合もあります。
もし、子供が将来このような職業を目指している場合は、やはり早めに検査を受けたほうが安心です。
最近ではインターネットで簡単にチェックできるサイトも多いので、まずは子供と一緒にそのようなサイトでチェックをしてみてはいかがでしょうか。
そしてその際、おかしいなと少しでも感じたら、専門医を訪れて正確な診断をしてもらいましょう。
おわりに
健康診断の前日と当日の準備という本筋からは少し外れますが、2014年に香川県の小学4年生を対象に県が行った血液検査では、肝機能や脂質、血糖値の異常値を示した子供がそれぞれ一割にも上り、子供のおじさん化が心配されています。
異常値が出た子供はお腹いっぱい食べたり、早食いだったり、一日のゲーム時間が長かったりする子供に多かったとか。
これらの家庭に高松市が、肉を減らして野菜を多くしたり、お菓子やジュースを減らしたりなどの生活習慣の改善指導を行った結果、数値が改善されたという例が相次いだそうです。
なので、健康診断前夜に気をつけるべきことを、ぜひふだんから気をつけてあげましょう。
健康診断で正常な数値を出すにはふだんからの生活習慣が何より大切です。
- この記事の先輩ママ:
- ゆか
- プロフィール:
- 東京在住でお出かけ大好き♪ イラスト、ライターのお仕事をしながら、ママたちに役立つ情報を集めています。ママたちの毎日が今よりもっと充実するためのお手伝いができれば嬉しいです!
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