「成長期に伸びる仕組み」を中心に、「成長と栄養」の関係、「成長と睡眠の関係」などなど、
スクスクのっぽくんに寄せられるご質問を紹介します。
低身長と成長ホルモン
低身長と成長ホルモンの関係を簡単に教えて下さい。
低身長になる原因は様々ありますが、その中でも比較的多いとされるのが、成長ホルモン分泌不全性によるものです。
成長ホルモンは、脳下垂体という大脳の直下に親指程度の大きさで垂れ下がっている分泌腺でつくられます。ここは6種類ほどのホルモンの分泌を調整する中枢センターであり、生産工場でもあります。その中で成長ホルモンの生産工場が破壊される確率が一番多いのです。 成長ホルモンが分泌不全ないし欠如すると低身長に陥ります。
成長ホルモンは言うまでもなく、身長増加にもっとも重要なホルモンです。直接骨端線に働きかけるのは「ソマトメジンC」というホルモンです。 そして骨が大きくなり、結果身長が高くなるのです。 そのソマトメジンCは、成長ホルモンの助けをかりて、肝臓で つくられます。
成長ホルモンが完全に、分泌されなくなっているお子さんと、少しは分泌されている部分欠損のお子さんとは低身長の程度に 差があり、当然完全欠損のお子さんほど著しい成長障害を伴います。完全欠損の小児は幼児から著しい低身長を伴います。
もし、下記に記したページの表をご覧になって、低身長の目安 となる身長以下の場合、一度医師に相談されることもお勧め致します。
https://www.suku-noppo.jp/teisincyou/