読書の秋!小さいうちから本に親しもう♪小さい子供の読書効果&2~3歳の子におすすめの絵本
小さいうちから本に親しむことで将来、多くの良い効果が期待できるってご存知でしたか?
例えば心おだやかに育ったり、学力の向上につながったり、社交性がついたり、他人の気持ちをよく理解できるようになる効果が期待できるそう。
なので小さいうちから本に親しむよう、読み聞かせをしてあげましょう。
そこで、小さい子供の読書効果や読み聞かせのメリット、さらに2歳、3歳の子供におすすめの本のタイトルと簡単な内容の紹介です。
小さい子供の読書効果とは?
小さいうちから本に親しむことで将来得られる効果は、ママやパパが想像している以上にたくさんあります。
学力向上
これは親としてもかなり嬉しい効果ではないでしょうか。
なぜ読書をすることで学力に良い影響があるのでしょうか?
それは、本を読むことでまず読解力が身に付くから。
読解力は国語だけでなく全ての教科に関わってきます。
なぜなら理科でも算数でもまず、教科書や参考書を読むことから始まるからです。
読解力があれば教科書を読むのが楽になり、ストレスを感じることが少ないので、自然と内容が頭に入り学力の向上につながるのです。
他にも読書をすることで理解力も高まるので、より教科書の内容がスラスラと頭に入ってきます。
また、読書をすることで語彙も豊富になります。
語彙が豊富になると読めない漢字が少なくなり、言葉の意味もたくさん知ることになるので、文章を読んでいても「この漢字はなんて読むのだろう?」「この言葉はどういう意味なんだろう?」といった疑問を感じて途中で集中力がきれたりすることが少なくなり、ストレスを感じることなく文章が頭に入ってきます。
様々な言葉に接することで学力の向上に欠かせない思考力までしっかりと身に付きます。
さらに読書をすることでその世界に没頭し、集中力が身に付くそうです。
これらのことから読書好きな子は読解力、理解力、語彙力、思考力、集中力と嬉しい効果がたくさん身に付くので、自然と学力の向上にも良い影響が出ると言われています。
心おだやかで感性豊かな子になる
本を読むことで、触れたことのない世界に触れたり、自分で実際に経験したかのような感覚を味わえます。
それにより感性豊かな子供になります。
またイギリスのサセックス大学の研究チームがストレス解消効果の実験のため、読書、音楽の視聴、コーヒー1杯を飲む休憩、散歩、テレビゲーム、それぞれを行っている際の比較検証を行いました。
これは読書や散歩などそれぞれを行っている際に、被験者の心拍数などからストレス解消効果を検証するという実験でその結果、読書は68%、音楽の試聴は61%、コーヒータイムは54%、散歩は42%、テレビゲームは21%という数値結果が出たそうです。
さらに、一番ストレス解消の効果があった読書ですが、これは静かな場所で行うほど効果的という結果が出ました。
静かな環境で行った実験によるとわずか6分で60%以上のストレス解消効果を得られたと言います。
ただ、この効果は本が嫌いな人ではダメで、本の内容に没頭できていないとストレス解消効果が最大限に得られないそうです。
つまり、小さい頃から読書に親しみ、本の世界にすぐに没頭できるタイプの人なら、本を読むことで何よりのストレス解消効果を得られ、それにより心おだやかでいられる時間が増え、精神的に安定したおだやかな人間に成長すると言われています。
社交性が身に付き意欲や文化的作法にも良い影響が
読書量が多い子は、人に対する共感性が高まると言われています。
本を読みたくさんの話に触れることで、登場人物にの行動に感動したり、喜怒哀楽を味わったりして他者の気持ちを理解する力がつくので、共感性に優れた子になり、それが社交性へとつながるのです。
また国立青少年教育振興機構が実施した「子どもの読書活動と人材育成に関する調査研究会」の調査結果によると、子供のころに読書活動が多い人ほど、大人になってから社会性、市民性、文化的作法などの能力が高く、意欲や未来志向などの意識も高いことが明らかになったそうです。
これは大人だけでなく中高生にも同じ傾向が見られるそうで、子供時代の読書は、その先の豊かな人生と密接に関係していることにもつながります。
さらに就学前に親から本や絵本の読み聞かせをしてもらったり、絵本を読んだりした読書活動が多い子は、大人になってから文化的作法や教養との関係が強い傾向にあり、社会性も高いという結果が出たそうです。
また、就学前から中学時代にかけて読書活動が多い子は、同時期の体験活動も多い傾向にあり、ほかの読書量の少ない子と比べて、学生時代にも意欲や能力が高いそうです。
読み聞かせの注意点
さて、読書が子供に与える良い影響や、小さい子供には読み聞かせが良いことが上記のことから分かりましたが、読み聞かせは、上記の読書効果の他にも親子のコミュニケーションの場となるので、親子の絆がより深まるといった良い影響があります。
そこで、読み聞かせを行う際の注意点をまとめてみました。
⚫︎親が楽しんで読んであげること
これはとても大切なことです。
イヤイヤ読んであげたり、忙しいからといって早口で済ませたり、途中でやめたりしてはダメ。
なるべくゆったりと楽しく、時間をかけて読んであげましょう。
親が楽しそうに読むことで、子供も自然と読書を好きになります。
なので、家事が忙しい時間帯などを避けて、きちんと時間をとってあげましょう。
できれば毎日の習慣にして一日30分以上は時間をとってあげると◎。
⚫︎同じ本でも嫌がらずに何度でも読んであげる
子供のお気に入りの本をリクエストされたら、何度でも読んであげましょう。
ママはもうその本は飽きたと言って、別の本を読んではダメ。
好きな本は子供がその世界にすぐに入りやすいので、ちゃんと想像力も身に付きます。
⚫︎声色は使わない
つい声色を使いたくなりますが、これは逆効果のことも。
子供の想像性を妨げてしまう可能性もあるので、楽しくゆっくり、はっきり読むことに重点をおきましょう。
2歳におすすめの本のタイトルと簡単な内容
しゅっぱつしんこう!:福音館書店/山本 忠敬(著)
タイトルと表紙が男の子向けに見られがちですが、意外と女の子にも人気があるそう。
主人公の女の子とお母さんが、特急列車、急行列車、普通列車と乗り継いでおじいちゃんのお家に行くお話で、まるで自分が本当に列車に乗っているような素敵な絵柄に夢中になる子が続出だとか。
読みながら味わえる旅気分はママも何度でも楽しく読んであげることができるかも。
うしろにいるのだあれ:新風舎/ふくだ としお(著)
ほのぼのとした可愛い絵も魅力的。
タイトルの通りに、うしろにいる動物を考える遊び絵本です。
うしろの他にも、うえ、まえ、した、などあちこちから動物の一部だけ見えるので、クイズ感覚で親子で楽しめます。
また、こちらは遊び絵本シリーズの中の1冊なので、気に入ったら他の「うみのなかまたち」や「サバンナのなかまたち」などそろえて、色々な生き物の名前を覚えるのも良いかもしれません。
ノンタン ぶらんこのせて:偕成社/キヨノ サチコ(著)
世代を超えて多くの人々に愛されているノンタンシリーズは、読んであげるママも小さい頃に読んでもらったかも。
ノンタンシリーズの中でもとくに人気のあるお話がこちら「ノンタン ぶらんこのせて」。
2歳ともなるとお友達との関わり方を学び始めるころ。
そんなときに役立ちそうな、ゆずることの大切さや友達との接し方などを自然と学べる本です。
3歳におすすめの本のタイトルと簡単な内容
しろくまちゃんのほっとけーき:こぐま社/わかやま けん(著)
こちらも1970年からロングセラーの「こぐまちゃんえほん」シリーズの中で、とくに人気のある絵本です。
タイトルの通りにホットケーキを作るお話ですが、擬音がたくさんでてきて臨場感いっぱいのうえ、ホットケーキがとても美味しそうなので、子供と一緒に読んでいたら、二人してホットケーキを食べたくなるかも。
親子でコミュニケーションをとりやすいおすすめの本です。
おおきくなるっていうことは:童心社/中川 ひろたか(著)村上 康成(イラスト)
大きくなるってどういうことなのか、そんな素朴な疑問に答えてくれる絵本です。
大きくなるってことは小さな子に優しくしてあげたり、できなかったことができるようになったり、そんなことを親子で確認しながら読むことができます。
読み終わった後、親子そろってきっと大きくなるってとても素敵なことなんだねと思えるような1冊は、3歳の子供のお誕生日プレゼントや、弟や妹ができた子にも良いかもしれません。
てぶくろ:福音館書店/エウゲーニー•M•ラチョフ(イラスト)うちだ りさこ(翻訳)
表情豊かな動物のイラストが素敵なロシアのお話。
少し寒くなってくる秋から冬にかけて、親子で暖かいお部屋で読むのにぴったりの絵本は、雪の降る森に落ちていたてぶくろにどんどん可愛い動物が入って行くお話です。
どんどん動物がてぶくろに入っていく様子は、大丈夫なのかとドキドキし、てぶくろに窓をつけたりいろんな工夫がされて、徐々にてぶくろがお家っぽくなっていく過程は、親子一緒に楽しめて、不思議な魅力いっぱいの世界に、子供の想像力が豊かになりそう。
- この記事の先輩ママ:
- ゆか
- プロフィール:
- 東京在住でお出かけ大好き♪ イラスト、ライターのお仕事をしながら、ママたちに役立つ情報を集めています。ママたちの毎日が今よりもっと充実するためのお手伝いができれば嬉しいです!
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