俵万智プロフィール
早稲田大学卒業後、国語教諭として高校に勤務。1987年に第一歌集『サラダ記念日』を出版、大ベストセラーになる。2003年に男児を出産。『プーさんの鼻』、『たんぽぽの日々』、『かーかん、はあい』など、子育ての日々を綴った歌集やエッセイは、多くの母親たちの共感を集めている。
「『書きたい!』と思える体験をすることが一番」
- のっぽくん
- 感想文などを書くことがとても苦手なようです。作文を書くコツはないでしょうか?
- 俵さん
うちも読書感想文を書かせるのは大変です(笑)。やっぱり、「書きたい!」と心から思える体験ができるような環境を整えてあげることが一番なのではないでしょうか。以前、子どもたちがプロ野球の試合を見て感想文を書くというコンクールがあったんです。そこで審査員をしたのですが、子どもたちの感動がダイレクトに伝わってきて、読むのがすごく楽しかった。「僕はまだ夏休みの宿題は1つもやっていませんが、試合のことならまだいくらでも書けます!」というのがあったり(笑)。やっぱり、「この想いを伝えたい!」という強い気持ちがあると子供も書きやすいですよね。
- のっぽくん
- 感動が大きければ、誰かに伝えたくなりますものね。
- 俵さん
ただ、どうしても子供って、思っていても上手に言葉にできず、書けない場合もあるから、親子で話をしながら書くのもいいかもしれませんね。「僕は遠足に行きました」しか書けないような時は、「バスの中ではどんな話をしたの?」とか、話を聞きながら、そんな中でちょっと面白いことがでてきたら、「その話、面白いね。それを書いてみたら?」と声をかけるなど、そんな手助けはできると思います。会話の中から楽しかった思い出を引き出してあげると、子どもたちもずっと書きやすくなると思いますよ。
インタビュー目次
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