俵万智プロフィール
早稲田大学卒業後、国語教諭として高校に勤務。1987年に第一歌集『サラダ記念日』を出版、大ベストセラーになる。2003年に男児を出産。『プーさんの鼻』、『たんぽぽの日々』、『かーかん、はあい』など、子育ての日々を綴った歌集やエッセイは、多くの母親たちの共感を集めている。
「遊びの中で、好奇心の芽を伸ばしてあげる その1」
- のっぽくん
- 俵さんは歌人として美しい日本語を使っていらっしゃいますが、息子さんとの会話でも、言葉について意識されていますか?
- 俵さん
いや~そんな、家では気取ってしゃべっていることはないですけれど(笑)。でも、しりとりとか、言葉ではよく遊びますね。言葉っていつでもどこでも道具なしで遊べるので、バスの待ち時間など、ちょっとした空き時間によく遊んでいます。
- のっぽくん
- どんな遊びをされるんですか?
- 俵さん
国の名前のしりとりをよくしましたね。国の名前だと、息子はあまり知らないものだから、悔しがって国旗の本を色々調べてきたり。アンティブアバーブーとか(笑)、たくさん覚えて世界が広がりましたね。
- のっぽくん
- 国の名前だと、親も知らない名前が多いから競うのも楽しそうですね。
- 俵さん
あとは、2文字の言葉限定や、5文字など、しばりを作ると難しくなって面白いですよ。頭の体操にもなりますしね。あとは、しりとりではないのですが、「めん」がつく言葉を言う遊びなどもよくします。「ラーメン」や「そうめん」から始まって、だんだん麺類がなくなってくると、「ごめん」とか「めんどう」とか。そのうち思いつかなくなってくると、息子はズルをして、辞書を調べ始めたり(笑)。でも、勝ちたさをきっかけに辞書の使い方が身に着いたので良かったですね。
- のっぽくん
- 遊びの中で辞書の引き方が身についてしまうとは、うらやましい限りです! お母さん自身が楽しんで、一緒になって真剣に遊ぶことが、お子さんの好奇心を伸ばす秘訣なのかもしれませんね。
インタビュー目次
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