- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
生野菜はいつから食べられる?幼児期の食事相談
乳児・幼児期の食事で悩んだら…管理栄養士からのアドバイス
離乳食期は基本的に加熱がおすすめです
野菜はものによって生で食べられるものと食べられないものがあります。しかし、基本は生で食べられるものであっても加熱をして与えましょう。
加熱することで食物繊維が柔らかくなるため、まだまだ未発達の消化器官をもつ子どもにとっての負担が軽くなります。
また、第二乳臼歯が生えそろうのが3歳頃ですので、まだ歯が生えそろう前の2歳児にとっては「噛んですりつぶす」ことが難しくなります。そのため加熱して柔らかくすることは子どもにとって食べやすくするためにも必要なことなのです。
1歳児はまだ第一乳臼歯も生えていない状態のため、噛みつぶすこともなかなか難しい状態です。(第一乳臼歯が生えそろうのは1歳6カ月頃です。)
トマトやきゅうりの食べ方
大人の食事でもサラダとして良く用いられる食材の一つが「トマト」です。離乳食の初期では消化の悪い皮と種の部分は取り除き、加熱をしてピューレ状にして与えます。 離乳食の中期~後期になると皮と種を除けば生の状態でもOKです。
同じようにきゅうりの皮も大人にとってはなんてことのないかたさですが、離乳食期の子供にとっては噛み切れず固く感じる要因です。離乳食中期以降(8ヵ月頃から)は生の状態でもOKですが、その際もすりおろすなどの工夫をしましょう。
皮ごと生で食べられるのは1歳を超えてからが良いでしょう。
また、生野菜を与えるポイントとしてはアクの少ない野菜を選び、菌を減らすためにもしっかりと水洗いをした状態のものを与えるようにしましょう。
管理栄養士磯村優貴恵 プロフィール
大手ダイエット専門のエステサロンにて、食事指導を通してお客様の体を内側・外側の両面からサポート。 その後、和食やカフェのキッチンスタッフとして約3年間の料理修行を行う。特定保健指導を経て、現在は、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。 資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター
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※本コーナーは医師、管理栄養士、保育士など各分野の専門家に監修をいただいております。ただし、幼児期の発達・発育状態、心理状態には個人差がございますので、全てのお子様への該当を保証するものではございません。
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