飯沼誠司さん・なぜ「挫折」が起きたのか?:スクスクのっぽくん

プロに聞く! 飯沼誠司プロフィール

1974年、東京都生まれ。大学時代にライフセービングに目覚め、卒業後には花形種目であるアイアンマンレースのワールドシリーズに日本代表として選出、日本人ライフセ-バーとしては初めてのプロ契約を果たす。以降、全日本選手権アイアンマンレースを5連覇するなど数々の偉業を達成。2006年からは「館山サーフクラブ」を自ら立ち上げ、水難救助の第一線で活躍している。

「挫折」で気づいた自分の在り方

のっぽくん
“中学生のときはどうだったのでしょうか?
飯沼さん
「部活の監督が、水泳部と陸上を兼任していたんです。そのため、水泳はもちろん、足の速さを買われて陸上の大会にも出場してました。僕は主に中距離をやっていたんですが、このときの練習でも今のライフセービングにつながる足の強さを鍛えられた感じがします。」
飯沼さん
のっぽくん
それまで「水泳」というキーワードを中心に様々なスポーツを行っていた飯沼さんですが、ライフセービングに方向転換したきっかけはなんだったのでしょうか?
飯沼さん
「高校生のときに、水泳に対して挫折を味わったんです。中学生時代は順調に好タイムを出せていたものの、高校に入学した途端成績が伸びなくなってしまったんですよ。もちろん練習はしっかり行っていて、毎日20kmも泳いでいたんですが、それでも高校3年間では1秒しかタイムを縮めることができなかったんです。その結果、僕が担当していたメドレーリレーの背負い泳ぎの選手という座も、3年生のインターハイのときに後輩に奪われてしまって……。チームのことを考えると速い泳者が選抜されるのは当然のことなんですが、その一瞬で3年間自分がやってきたことが無駄になってしまったような気がして、ショックでしたね。」
のっぽくん
原因はなんだったんでしょうか?
飯沼さん
「今考えると、与えられたメニューをこなすだけで、自分から積極的に水泳のことを考えていなかったんだと思うんです。「ここががんばりどきだ」と自分のなかで意識できていれば、練習のときはもちろん、普段の生活の在り方も変わってくるはずなんですよね。でも、当時の僕はそれがまったくできていなかった。食べ物の管理すらできていませんでしたから。」

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