オスマン・サンコンプロフィール
1949年生まれ、ギニア出身。ギニア大学およびソルボンヌ大学で学んだ後、ギニア外務省入省。1972年に来日し、駐日ギニア大使館に勤務。その後テレビタレントとしても活躍。タレント活動のかたわら、講演会やボランティア活動など行うほか、ギニア大使館補佐官としても活動している。06年には、サンコン小学校をギニアに設立した。
ギニアの学校
- のっぽくん
- 日本はいま夏真っ盛りですが、ギニアにも夏休みはあるのですか?
- サンコンさん
「もちろんありますよ。夏休みは7月から始まり、10月2日の独立記念日までの3か月あります。この時期、ギニアでは雨季になっているのと、やはり暑いということもあるので、お休みですね。 夏休み中は、日本の子どもたちと変わらず、よく遊びました。それこそ、川に行ったり自然の中でしたけど。もちろん、宿題もちゃんと出ましたね。夜は外灯がないため、月明かりに照らされながら、兄妹に教えてもらって勉強しました。本当に日本の学生と変わらないですよ。」
- のっぽくん
- どんな勉強をするのですか?
- サンコンさん
「様々な教科がありますが、一番の特徴としては、ギニアでは小学校に入ったら、まずフランス語を学びます。それまでは各家庭によって違うのですが、ギニア語をメインで話しています。しかし、学校に入ったら、校内ではギニア語は禁止で公用語がフランス語になるんです。日本では考えられないことですよね。ちなみに、高校に入ると英語やスペイン語など第二外国語を学んでいきます。ギニアの子どもたちは、語学が堪能ですね。」
- のっぽくん
- では、遊びはどんなことをしていましたか?
- サンコンさん
「子どもたちは、木登りをしたり、川で遊んだり、サッカーをしたりします。木登りは、マンゴーやココナッツ、椰子の木などに登りますね。友達同士で、スピード重視の大会を行ったりして・・・。私は、速く登るために、ハチミツを体につけて登ったことがあります(笑)。みんな勝つために必死で、いろいろ対策を考えていましたね。サッカーは主流なスポーツですね。私たちはサッカーボールを買うお金がなかったので、靴下を丸めてボールを作ったりしていました。今思うと、お金がない中、工夫して遊んでいた記憶がありますね。」
インタビュー目次
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