オスマン・サンコンプロフィール
1949年生まれ、ギニア出身。ギニア大学およびソルボンヌ大学で学んだ後、ギニア外務省入省。1972年に来日し、駐日ギニア大使館に勤務。その後テレビタレントとしても活躍。タレント活動のかたわら、講演会やボランティア活動など行うほか、ギニア大使館補佐官としても活動している。06年には、サンコン小学校をギニアに設立した。
子どもの情熱
- のっぽくん
- 子どものころ、サンコンさんは何になりたかったですか?
- サンコンさん
-
「昔の夢は「飛行機に乗ること」だったんです。それこそヤギや羊を追っかけていた子ども時代。空の飛行機にすごく感動しましたね。見たこともなかったですから。すぐに母親に聞きに行き、飛行機について教えてもらいました。その時、母親に「あなたも勉強すれば乗れるようになるわよ」って言われました。本当かな?と思いましたが、飛行機が身近な存在になり、“パイロット”が私の夢になりました。」
- のっぽくん
- 母親が興味を持ったことを身近な存在にしてくれたのですね。
- サンコンさん
-
「そうです。私にとって、空高く飛んでいる飛行機に乗ることができるなんて、遠い存在の話だと思いましたからね。ただ、母親から、「あなたには可能性がある」と言われたことは忘れないですね。夢が広がったというか。憧れるだけの
存在ではなく、身近なものだ、という認識ができましたから。
私は、夢を追いかけるということはパッションだと思っています。その情熱を絶対に摘んだらダメです。子どもの夢というのは、その時々、形を変えていくものですよね。でもそのひとつひとつを認めてあげるのが可能性を広げることなのかな、と考えています。」 - のっぽくん
- その子どもの情熱を摘まない方法は何だと思いますか?
- サンコンさん
-
「子どもの夢というものは、何がきっかけになるかわからないですから、ちゃんと子どもの目を見てひとつひとつの話を聞いてあげることが一番でしょうね。心と心で通じることがあると思います。私は、いまだにあの母親の言葉を忘れていないものですから。
あと、些細なことでもなんでも褒めてあげてください。子どものやる気が出て、未来が広がっていくと思いますよ。子どもの未来には限りはないですから。」
インタビュー目次
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