奥薗壽子プロフィール
1962年京都生まれ。4000gの巨大な新生児だった。 神戸市外国語大学卒業後、役者を夢見るも就職。ホテルウーマンを経て旺盛な好奇心を生かし、イラストレーター、精神科医助手、専業主婦などさまざまな職に就くが、6才以降実家の母親から家の食事をまかされていた料理好きの夢を叶えるため料理研究家に。簡単なのに本当においしい家庭料理を常に研究心をもって取り組んでいる。 テレビ、雑誌などメディアを問わず活躍中。近著に『奥薗壽子の読むレシピ』(産經新聞出版)など。
おにぎりのすすめ その2
ごはんさえあれば、すぐにできるおにぎり。にぎったときの手のぬくもりが、そのままこどもの手へ、そして口へ運ばれるおにぎりは、簡単で、やさしいごはん。奥薗さんの提案も納得です。
ただ、そこで終わらせないのが奥薗流。今回は、おもしろ、驚きのおにぎりテクニックを教えていただきました。
手巻き寿司用の大きなのりを広げ、全面にごはんをうすくのせます。
左もしくは右半分に具をのせますが、まわりにごはんが見える部分を残すようにして、ごはんも具も平らに広げるのがポイントです。
そして、具がのっていない方から半分に折りたたみ、手で押し付けるようにしてごはんの部分をくっつけるようになじませます。
そのままの大きさで食べてもいいですし、大きすぎるようなら、包丁で半分、もしくは斜めにカットしても◎。
(奥園さんからのコメント)
「包丁をぬらすと切りやすいですよ。具は、納豆とかシーチキンなど、普通にごはんにかけて食べると汚しがちなものがおすすめ。ごはんでしっかりつつまれるから、手で食べてもネバネバしませんよ」
小さめのおにぎりを作り、食べやすい大きさに切ったきゅうりやハム、チーズなどと一緒にサラダ菜にのせ、マヨネーズをかけて巻きます。見た目も鮮やかで、なんとなくかわいらしいので、子どもは喜んでくれるはず。
(奥園さんからのコメント)
「野菜を意識してサラダを別に作る必要がないのがいいですね。アレンジでツナマヨネーズもおすすめです」
きな粉(大さじ1)、黒すりごま(大さじ1)、砂糖、塩(好みで各少々)を混ぜ合わせ、小さめに作ったおにぎりの表面にまぶします。
(奥園さんからのコメント)
「おはぎみたいなおにぎりでしょ。おやつっぽいけれど、きな粉は植物性タンパク質が豊富だから栄養的にも二重丸ですよ」
いつものおにぎりも、ほんのわずかな工夫で目新しいものに。これなら子どもも喜んで食べてくれそうです。さっそく明日の食卓からトライしてみてください。
インタビュー目次
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