早熟防止にも!?快眠ホルモン「メラトニン」を知ろう
こんにちは!睡眠改善インストラクターの鈴木です。
お子様の成長に大きな影響を与える睡眠。
「光の刺激」が睡眠のリズムに一番大きな影響を与えますが、そのプロセスの中で、「メラトニン」というホルモンが活躍しています。
メラトニンは夜になると盛んに分泌され、自然な眠りへ導きます。
睡眠のリズムを理解していく上で欠かせないホルモンですので、今回はその「メラトニン」について解説していきたいと思います。
メラトニンの分泌
メラトニンは、明るいと分泌されず、暗くなると分泌されるホルモンと考えてよいでしょう。
具体的には、朝日を浴びると分泌が抑えられます。それから14時間くらい経過し、周囲が暗くなると分泌が盛んになります。
メラトニンは目の後ろ側の脳の中心部分にある「松果体」が分泌しますが、松果体の機能は年齢とともに衰退するため、幼児期に最も分泌量が多く、年齢を重ねていくと少なくなっていきます。
メラトニンの作用
主に、体内時計を調整する作用を持っています。
分泌が盛んになると、深部体温・脈拍・血圧などを下げて入眠を促します。
体内時計を調整する作用のほかにも、強い抗酸化作用や性腺抑制作用を持っており、大人の場合はアンチエイジング、子どもの場合は早熟を防ぐのに重要な働きをします。
やってみよう!メラトニンコントロール
睡眠を促し、アンチエイジングや早熟を防ぐためにも重要な「メラトニン」。
メラトニンを正常に分泌させ、その力を最大限に発揮するために、光環境を上手にコントロールしましょう。
メラトニンは、100ルクス(室内照明直下100cmの明るさ程度)の光の刺激でも分泌が抑制され乱れてしまいます。
眠る前には、間接照明を利用するなどし、強い光を浴びないようにしましょう。
また、テレビ、タブレット、スマートフォンの画面を近くで見るだけでも分泌が抑制されるため、それらの機器を寝る前に使用するのは控えることをおすすめします。
逆に、日中に光をしっかり浴び、分泌を抑えておくと、その夜のメラトニン分泌は盛んになることが分かっています。
朝日をしっかり浴び、日中は明るい場所で過ごしましょう。
極端かもしれませんが、昼寝をする場合でも、部屋を暗くしない方が良いでしょう。
このように、メラトニンを正常にしっかりと分泌させるためには光のメリハリが重要と言えるでしょう。
人類は太古の昔から、日の出とともに活動を開始し、日没とともに活動を抑えていき休息するというような生活を何世代にも渡って繰り返してきており、それが最も効率の良い活動につながるよう遺伝子レベルで決定されていると言っても過言ではないのです。
ぜひ、メラトニンの性質を知って、快眠生活に活かしてください!
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https://www.suku.jp/account/my_page_login- 監修:睡眠改善インストラクター 鈴木伸彦
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