自宅でもできる!赤ちゃんの発達セルフチェック
新型コロナウイルスの感染防止を目的として、全国的に自治体が実施している「乳幼児健診」が延期・中止となっています。感染リスクを考えると必要な判断と言えますが、一方で我が子の発達は非常に気になるもの。
そこで今回は、生後4カ月・1歳6か月・3歳の子どもの成長発達を例に挙げながら、自宅でもできる発達のセルフチェックや、育児の相談方法などについてご紹介します。
乳幼児健診は親子にとって大切
乳幼児健診は、全ての子どもが身体的・精神的及び社会的に最適な成長を遂げることを目的としており、母子保健法に基づいて実施されています。
具体的には、年齢に合わせた発達具合をチェックしたり、保健師や医師が親御さんの抱える子育ての不安の相談に乗ったりするなど、親子にとって重要な機会です。
一方で、母子保健法上で規定されている健診は、1歳6か月と3歳児のみであり、それ以外については各自治体の判断で実施されています。
全国的には生後1ヵ月と4ヵ月、9~10ヵ月のタイミングで健診を行う自治体が多いですが、中には2歳児歯科検診や5歳児健診を行っているところもあり、どこの地域で子育てをしているかでも変わってくるということに注意しましょう。
セルフチェックで発達への不安を解消
感染症が流行している状況下では、子どもの発達について相談する機会も減ってしまうため、不安をどう解消すれば良いのか分からないという親御さんも多いでしょう。
そこで、実際に4カ月・1歳6か月・3歳の成長発達に関するセルフチェックリストをご紹介します。
- 4カ月
- ・体重が1週間に最低でも100g以上増えているか
- ・縦に抱っこした時に首がぐらぐらせず、すわっているか
- ・おむつ替えの時に足の開きの硬さを感じるなど、股関節は左右ともに開いているか
- 1歳6ヵ月
- ・独り歩きができているか、伝い歩きが難しい場合は医師に相談を
- ・「ブーブー」や「りんご」など意味のある単語が数個出ているか、簡単の指示が理解できるか
- ・指さしや親の真似などをするか
- 3歳
- ・2語文を使って人と会話ができるか
- ・家族以外の人と言葉を交わしたり遊んだりできるか
- ・走る、階段を上るなどの動作ができるようになる。できていたことが出来なくなった場合は医師に相談を
オンラインサービスも活用して
オフラインの乳幼児健診などは難しい状況ですが、その分オンライン上の育児相談サービスなども増えてきています。
子どもの発達チェックは障害や疾病の早期発見、そして、親御さんの精神的安定にも繋がる大切なもの。
ぜひ、自宅でのセルフチェックやオンラインサービスを活用してみてはいかがでしょうか?
参考URL
『朝日新聞デジタル』https://digital.asahi.com/articles/ASN5D5CN3N51UTFL00H.html?pn=5
- MR(医薬情報担当者):編集部スタッフ:古谷祥子