朝食習慣は学力に影響する!?～子どもに必要なタンパク質とは～

発達途中の子どもにとって、エネルギーの源となる食事の内容は非常に重要です。 しかし、最近では子どもの食生活が大きく変化しており、食生活の変化が子どもの健康だけでなく学力にまで影響することが分かってきています。
そこで今回は、食事と学力の関係や成長に必要なタンパク質についてご紹介します。

朝食を抜く生活は学力に影響する可能性がある

食の欧米化により肥満傾向の子どもが増える一方で、ダイエットによる痩せすぎの子どもが増えるなど子どもを取り巻く食の問題はさまざまです。
中でも、最近は朝食を食べない子どもが増えていることが問題視されています。
大人になると朝食をコーヒーだけですます人なども多いですが、成長期の子どもが朝食を食べない生活を続けると、どうなるのでしょうか。
朝食を摂らないということは、体や脳を動かすエネルギーが足りないまま活動することになります。
したがって、本来脳が活発に動くはずの午前中にぼーっとして授業に集中できなかったり、エネルギー不足でイライラしたりと脳や体だけでなく、精神にも悪い影響が出てしまうのです。実際に、文部科学省が毎年実施している「全国学力・学習状況調査」の結果によると、毎日朝食を食べる子どもは食べない子どもよりも、国語と算数の正答率が高いことが分かっています。「朝食を食べれば学力がアップする」というわけではありませんが、朝食で十分なエネルギーを摂取することで、授業に対する集中力ややる気が高まり、結果として学習能力を上げる可能性はあります。

年齢や性別に合わせたアプローチを

子どもの成長を考えると、規則正しい食習慣に加えて、栄養バランスの良い食事が理想的です。しかし、毎食栄養バランスを考えた食事を作るのは大きな負担になるため、まずは子どもの成長に重要なタンパク質の量を意識して食事内容を考えましょう。
タンパク質は皮膚や筋肉、内臓などを作る材料の1つです。新しい組織を作って体を日々成長させる子どもには必要不可欠な栄養素と言えます。
以下の表に書かれているように、子どもの年齢によって必要なタンパク質の量や注意点が異なるため、子どもの成長に合わせてアプローチをしましょう。

参考URL

『時事メディカル』https://medical.jiji.com/column5/128

『文部科学省』https://www.mext.go.jp/kids/find/kyoiku/mext_0020.html