本当の優しさ:身長を伸ばそう!スクスクのっぽくん通信簿

スクスクのっぽくん通信簿

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【スクスクのっぽくん通信簿】vol.244/現在の読者数7,837人
スクスクのっぽくん通信簿
1時間目
担任のつぶやき
「本当の優しさ」
2時間目
秋山先生の♪栄養マメ知識
「この時期、気になる食事の話」
~五月病になってませんか?~
3時間目
お子様の成長に役立つ!
「のっぽくんQ&A」
「不健康でも、身長は伸びるの?」
4時間目
プロフェッショナルに聞く!
“生きる力”の育て方
「平成の三四郎・古賀稔彦」
第2回~子供に自主性を持たせる~
「本当の優しさ」 ゲストさん、こんにちは!
スクスクのっぽくんです。

先日、大蔵喜福さんにインタビューさせて頂きました。

大蔵さんは、アルピニスト・野口健さんも師事する登山家で、数々の登頂記録を打ち立てた方です。


特に、冬のヒマラヤにこだわり、世界最高峰・チョモランマ北壁で打ち立てた、厳冬期(-50度以下)最高到達地点記録(8450m)はいまだ破る者はいません。

究極の挑戦者、ファイターと言ってもいいかもしれません。

挑戦者、ファイターと言うと、とても攻撃的で怖い印象を持ちますが、大蔵さんとお話をしていると、何故か全てを包み込むような優しさが伝わってきます。

常に死と隣り合わせの厳しい環境が戦うべき場所・相手で、きちんと自分がそこに挑戦しているからそれ以外のことには寛容なのかもしれません。

インタビュー後、一緒に食事させて頂いたときのこと。

お客の一人が、店員を相手に、激しく暴言を吐き、揉み合いが始まりました。

他の店員に導かれて、すぐに外にでてしまったので、その顛末は分かりませんが、大蔵さんは、

「相手が言い返してこないと分かった上で、ああゆう態度をとるのは、みっともないね。」

とおっしゃいました。この言葉に全てが表れているような気がします。

普段のストレスを立場が弱い相手にぶつける。


最近では、何をするにしても、サービスの質が向上した代わりに、お金さえ払えば何をしても良いという風潮が、一部にあるような気がします。

それをいいことにちょっとしたことで店員を攻撃する。

普段、戦うべきものと戦っていないということでしょうか。

自分自身が自分よりも大きいもの、強いものに、自己の向上のために、何らかの形で挑んでいれば、相手の気持ちを慮ったり、思い遣ったりする気持ちがかえって養える気がしました。

ふとした言葉に、大蔵さんの優しさを垣間見た気がしました。

少しずつでも見習おうと思います。

※柔道家・古賀稔彦さんに続き、次回のプロフェッショナルに聞く“生きる力”の育て方は、大蔵喜福さんを予定しています。

お楽しみに♪
スクスクのっぽくん 担任より

■お知らせ!
「お友達紹介プレゼント」スタート!
いつもスクスクのっぽくんをご覧頂き、ありがとうございます。
スクスクのっぽくんの推奨商品、「スクスクカルシウム」「ユニカルカルシウム」は、好評を頂くと同時に、多くのお客様から、お友達を紹介して頂いています。
そこで、この嬉しい反響に応えるべく、スクスクのっぽくんはこの度「お友達紹介プレゼント」を企画致しました。
是非この機会に、お子様の成長にとってよりよい情報・商品を届けるべく活動を続けるスクスクのっぽくんを、お友達の方々と一緒にご利用ください。

詳しくはこちら!各商品HPをご覧ください。
>> スクスクカルシウム/お友達紹介プレゼント内容
>> ユニカルカルシウム/お友達紹介プレゼント内容
「この時期、気になる食事の話」 
~五月病になってませんか?~
5月も中旬になりましたが、皆様体調はいかがですか?なぜこんな質問をするかというと、この時期に体がだるかったり、イライラしたり、病院に行くほどではないけど、なんか調子が悪いって方も多いようです。

特に、4月に新しい学校や会社に通うようになった方は、環境の変化などで緊張した1ヶ月を過ごし、ゴールデンウィークで少し緊張もほぐれ、そろそろお疲れ気味の頃かと思います。この時期、こんな症状があると「5月病」かもしれません。

食事でできる改善方法は、かなり調子が悪いときは、好きなものを食べることですね。そんなときはダイエットをしている場合でも、自分に厳しい目標を立てずに、楽しくおこなうことが大事です。

患者さんや自分の経験で、心と食のつながりを感じることが多くなりました。食は心を和らげてくれます。また、糖尿病やその他の食事制限が必要な方でも、まずは心が元気でないと食事を調整するのは難しいですし、長続きしない傾向があります。五月病かな?っと思ったら、あまり自分に厳しくせずに、好きなものを食べるというのも方法だと思います。

少し、気持ちに余裕があれば、ストレス緩和に効果がある栄養素を含む食品を取り入れてみましょう。

おすすめの栄養素はカルシウムです。カルシウムといえば、骨の材料として有名ですが、それ以外にも神経の興奮を鎮め、精神を安定させる働きがあります。ちょっとしたことでイライラしてしまうと、もっと気持ちが滅入ってしまいます。それを防ぐためにも、カルシウムはおすすめの栄養素です。

カルシウムには、いろんな食材に含まれていますが、体に吸収されやすいものということが大事なポイントです。牛乳のカルシウムは、ほかの食品に比べて吸収が良いのでおすすめです。

ちょっとイライラとしたとき、元気が出ないときは、一休みして、牛乳たっぷりのコーヒーや紅茶の飲みながら、ぼーっとしてみませんか?

※スクスクのっぽくんオススメのユニカルカルシウムは、牛乳の1.35倍の吸収率が自慢!
お子様だけでなく、お母様にもオススメです! 是非ご利用ください。


秋山里美プロフィール
管理栄養士 病態栄養専門師
数々の著書を執筆し、現在もセミナーや講演などで活躍中!

■ひとこと!
来週25日(日)には【子どもとお父さんの料理教室】を開催します。昨日は打ち合わせをしてきたのですが、楽しい企画になりそうです。まだ若干申し込み可能です。 詳しくはこちらのHPをご覧ください。
「不健康でも、身長は伸びるの?」 身長を伸ばすためには、十分な深い睡眠、バランスのとれた栄養、そして適度な運動が大切です。

これらは、健康な体があって、はじめて可能なことです。

病気になると、運動はできず、食欲は落ち、睡眠状況も悪くなります。

アトピー性皮膚炎のかゆみのためや、気管支喘息の咳のため、夜眠れないことがよくあります。
扁桃腺肥大やアデノイドも、不眠や食欲不振の原因になります。

夜尿のため、夜中に起こされるので、睡眠が分断され、身長が伸び悩んでいるお子さんもいます。
便秘は、些細なことと捉えられがちですが、治すと食欲がずっとよくなります。

また、百日咳、はしか、おたふくかぜなどのように、ワクチンで予防可能な病気は、ワクチン接種を早めに受け、まずは健康な体を整えることを大切にしましょう。

左膝にケガを抱えながらもバルセロナオリンピックで金メダルを手にした姿は多くの人の心に残ったはずだ。あるいは、アテネオリンピックで日本代表チームにコーチとして加わり、金メダルをとった谷本歩美に抱きつかれていた姿を思い描く人も多いだろう。

「平成の三四郎」古賀稔彦さんのお話を今回から8回にわたって紹介します。

古賀稔彦さんプロフィール
1967年 佐賀県に生まれる
1980年 東京にある講堂学舎に入門
1987年 全日本選抜体重別選手権 一位(1992年までその座を守る)
1988年 ソウルオリンピック出場
1992年 バルセロナオリンピック 金メダル獲得
1996年 アトランタオリンピック 銀メダル獲得
2000年 現役引退。全日本柔道女子強化コーチに就任
2002年 「古賀塾」を開く。

現在は古賀塾塾長を勤める傍ら、全日本女子強化委員、東京オリンピック基本構想懇談会委員でも活動。また、IPU環太平洋大学体育学部体育学科、柔道部総監督としても活躍中。

「子供に自主性を持たせる」 お父さんが自らに接する態度を、古賀さんはこう語って振り返る。

「何かを『しろ』とか、『やれ』とか、そういう言い方じゃないんですよ。たとえば、『~してみようか?』とか。『~やってみるか?』とか……」


鉄柱にゴムチューブをつけた器具で背負い投げの練習をしたという話を前回述べた。古賀さんたちが「柔道を強くなりたい」とお父さんに話したところ、「だったら、休みの日に何か出来るように家にそういうものを作ってみようか?」とお父さんが言って、作ってくれたのがその器具なのだ。

他にも、こんなことがあった。

冬のある日のこと。道場へと向かう車の中は暖房が効いていた。暖かさが眠気を誘う。いつの間にか二人は眠りに落ちた。道場についたとき、お父さんが「ついたぞ」と声をかける。古賀さんは目を覚ましたが、お兄さんが寝ていたので、しばらく寝たフリをしていた。すると、車は再び動き出し、来た道を引き返してしまった。いつまでたっても起きない二人に対してお父さんがしびれをきらしたのだ。

家に着いてからが大変だった。

「親父は何も言わずにいつもの席に座って、テレビを見ながらビールを飲んで、飯を食っているんですね。で、この雰囲気はただごとじゃあないぞと思って……」


お父さんと古賀さんたちとの「パイプ役だった」というお母さんから、腕立てふせなどをやってみてはどうかと言われて、必死になって汗を流した。叱りつけるわけでもなく、ただテレビを見ているお父さんの姿を目の当たりにして、古賀さんたちはあせらずにはいられなかった。

古賀さんたちが必死になって腕立て伏せをやっていると、「パイプ役」であるお母さんが再びやってきた。

「母親に『お父さんは、本当に一生懸命柔道をやるんだったら、また柔道場に連れて行ってくれるって言ってるよ。でも、やりたくなかったら、もうやらなくてもいい、どっちにする?』と言われて……」

柔道をするのが嫌だったわけではない。今日は練習したくないな。子供ながらに魔がさしただけだったのだ。そこで古賀さんたちは腕立て伏せなどをしてやる気のあることをアピールした上で、柔道への思いをお父さんに伝えた。

「僕らは柔道を好きでしたから、正坐をして『また柔道場に連れ言ってください』って言って……。親父は「じゃあ、わかった」って言ってくれました。もしも、父親が「何でお前らは柔道をやらないんだ!?」って言ってきたら、柔道を嫌いになっていた可能性もあると思うんですよね。でも、やる気があるんだったら応援するんだよ。やる気がなかったら、やらなくてもいいんだよ、っていうことだったから、そこに強制がなかった分、自分らでもちゃんとやらなきゃ、という気持ちがもてたというのはありますね」


親が子供に無理やり習い事をやらせて、子供が反発してしまうケースは多い。反発しなくても、中途半端に取り組んだ結果、子供のためにならないというケースなどいくらでもある。古賀さんのお父さんは上手く子供たちを柔道の世界に導いてあげたと言えるだろう。

そして、忘れてはならないのは、お父さんの教育方針によって古賀さんが主体的に柔道に取り組めたということだ。

子供のころにスポーツに取り組む人は多いが、そのスポーツを職業にしていける人はごくわずかだ。また、トップアスリートを育てたいと願う親ばかりが世の中にいるわけでもない。

ただ、トップアスリートを育てたいと願って子供にスポーツをやらせる親にとっても、必ずしもトップアスリートを育てたくはないが子供にスポーツをやらせる親にとっても、子供がスポーツを通じて何かを学び、成長してくれることこそが最大の目的なのではないだろうか。

古賀さんは柔道で世界一の称号を勝ち取ったわけだが、もしも柔道家にならずに別の道に進んでいたとしても、古賀さんが子供のころに柔道を通じて学んだことはそこで活きたと思わずにはいられない。

次回は、古賀さんが金メダルをとったあとに取り入れた「柔道以外」のトレーニングについて紹介します。

~続く~

(文・三村祐輔)

発行人:スクスクのっぽくん
(運営:有限会社ルーティ)
鎌田貴俊
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