身長と愛情の関係
子供の成長には、「愛情」が不可欠
子供の身長の伸びには、両親から受ける愛情も大きく影響します。
両親から愛情を受けなかったり、精神状態が悪くなると、脳下垂体から分泌される成長ホルモンの量が減ります。また、食欲が落ちたり、睡眠が浅くなったりすることにもつながるので、全体的に身長の伸びに悪影響を及ぼしてしまいます。
特に一緒にいる時間の長い母親からの愛情が大切です。母親からの愛情を受けないと「母性剥奪症候群」と呼ばれる状態になり、特に身長の伸びが悪くなってしまいますので、幼い時期はなるべく子供の近くにいてあげて、常に愛情を向けてあげて下さい。
子供たちは、親のことをよく見ています
不安な出来事や事件が多い昨今、子どもたちは大人の不安感を敏感に感じ取っています。
子どもたちが安心してスクスクと成長できるように、まずは私たち大人が不安に負けないことが大切です。
子どもたちが伸びやかに暮らせるよう、明るく愛情に溢れた毎日を心がけましょう。
子供たちの心のケア
1. 子どもに伝わる親の不安
普段、何気なく大人が話している会話を子どもたちは意外によく聞いているもの。テレビ番組で流れるつらい事件や事故の映像も子どもにショックを与えますが、それ以上に、そのニュースを見ている大人の反応を敏感に感じ取っているのです。特に、小さな子どもはテレビなどの情報を十分に理解できないので、“一番信頼のおける大人=お父さん、お母さん”の反応を頼りに危険度を感じ取っているのでしょう。
2. 子どもの変化を受け止めよう
子どもたちのストレスは、様々な形で日々の生活に表れます。両親のそばを離れない、一人で眠れない、怒りっぽいなど、比較的分かりやすい行動から、嘔吐、下痢、微熱といった身体的な症状に表れる場合もあります。つらい気持ちを大人に話してくれれば一番なのですが、子どもにとっては自分の気持ちを言葉で語ることは思いのほか難しいことです。また、子ども自身が自分のストレスの原因に気づいていない場合も多くあります。まずは、大人が子どもたちの変化に気づいてあげることが大切です。
3. お父さん、お母さんの愛情が一番
子どもたちのストレスにはどのように対処してあげれば良いのでしょうか? 一番大切なことは、身近な大人がどっしりと構え、安定した気持ちで生活することです。そして、子どもがストレスや不安を感じている時は、一緒に過ごす時間を増やしたり、スキンシップを心がけてあげましょう。あせらず、愛情を込めて見守ってあげることで、子どもたちも少しずつ安心感を取り戻していくでしょう。
また、夫婦げんかをよくしていると、子供は情緒不安定になり、成長ホルモンの分泌が悪くなります。
両親が争っている姿を見ていると子供は身の危険を感じ、本能的に早く大人になろうとするので、早く骨が固まってしまい身長は伸びなくなってしまいます。
子供たちは両親のことをよく見ていますので、まずは夫婦が愛情を持って接していけることを、心がけていきたいものです。
甘やかすことが愛情ではない
子供らしく「のびのび」と健やかに過ごすことが非常に大切です。
しかし、知識を身につけるための勉強も大切ですので、遊びと勉強のバランスが大事になります。
また、ストレスが多すぎる生活はよくありませんが、全くストレスのない生活も子供をダメにしてしまいます。要するに、どこでバランスをとらなければいけないかを親が判断しなければならないのです。
どの程度のストレスなら子供に有害でないのかの判定をしなければなりません。
そのためには、子供との接触時間を長くとり、子供をよく観察することが大事になってきます。
大事なお子さんにもっともっと目を向けてあげてください。
スクスクのっぽくんは、「スクスクのっぽくんお悩み相談室」の中で、子供たちの心の成長に関する、心理カウンセラーの鈴木先生のコラムを掲載しています。
今後もスクスクのっぽくんは、お子さまの体と心の健やかな成長をサポートするために、有意義な情報を発信していきたいと思っております。どうぞご期待下さい!