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微弱なる電流
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【スクスクのっぽくん通信簿】vol.289/現在の読者数9,602人
1時間目 担任のつぶやき |
微弱なる電流 |
2時間目 秋山先生の♪栄養マメ知識 |
みなさまの質問にお答えします! Q:子供がなんでもしょうゆや塩をかけてしまって困っています。 |
3時間目 お子様の成長に役立つ! 「のっぽくんQ&A」 |
カルシウムは、600mgくらい摂っていれば十分なの? |
4時間目 プロフェッショナルに聞く! “生きる力”の育て方 |
家庭料理研究家・奥薗壽子さん:第4回 「食べたい」と思える工夫 その2 |
「微弱なる電流」
ゲストさん、こんにちは!
スクスクのっぽくんです。
先日、NHKの再放送で、「あの人に会いたい」という番組を見ました。
その日は司馬遼太郎の回で、10分間のその番組を食い入るように見つめました。
私は、司馬遼太郎の小説とエッセイに、少なからず影響を受けています。
もちろん、司馬遼太郎の全てを読んでいる訳ではありませんし、私なりの稚拙な解釈しかできませんが、司馬遼太郎の作品には、根底に“やさしさ”があります。
膨大な資料を調べたり、現地に何度も訪れたりして作品をつくっているので、歴史的な知識や今では当たり前に思っていたことの由来などを、数多く学ぶことができるのですが、登場人物に深く尊敬と愛情の念を持って書かれているからでしょうか、読み終わった後に、じーんと人間の温かみを思い知らされるものばかりです。
司馬遼太郎の作品は、ただの歴史小説ではなく、私にとっては、歴史を通して、“人間の素晴らしさ”を伝えてくれる、教科書のようなものだと思っています。
その番組の中で、司馬遼太郎は
「日本人の中には、微弱なる電流が流れている」
と言っています。
―昔の人たちは、自らの中に規範を持ち、
それに恥ずべきことをしてしまったときは、その場で腹を切った―
これは、昔のほんの一部の武士の話にすぎませんが、司馬遼太郎は、“理想的な武士道”と言い、腹を切ることは極端な例ではあるけれども、自分を律する“武士道”が、日本人の中には微弱なる電流のように流れていると言います。
“自分さえよければ”という風潮がみられる昨今、「それぞれの人が、この“微弱なる電流”を、もう少しだけ強くしましょう」というのが、司馬遼太郎のメッセージでした。
私自身、恥ずべき行動の連続でここまできましたので、江戸時代であれば何度腹を切っても済まないかもしれませんが、家族、友人、知人、書籍、自らが触れる何からでも教訓を得ることはできますし、自分の行いを反省しながら、自らを律する倫理感を育んでいかなければいけないと感じました。
司馬遼太郎のメッセージに触れて反応した、私の“微弱なる電流”を、少しずつ、強めていければと思います。
スクスクのっぽくんです。
先日、NHKの再放送で、「あの人に会いたい」という番組を見ました。
その日は司馬遼太郎の回で、10分間のその番組を食い入るように見つめました。
私は、司馬遼太郎の小説とエッセイに、少なからず影響を受けています。
もちろん、司馬遼太郎の全てを読んでいる訳ではありませんし、私なりの稚拙な解釈しかできませんが、司馬遼太郎の作品には、根底に“やさしさ”があります。
膨大な資料を調べたり、現地に何度も訪れたりして作品をつくっているので、歴史的な知識や今では当たり前に思っていたことの由来などを、数多く学ぶことができるのですが、登場人物に深く尊敬と愛情の念を持って書かれているからでしょうか、読み終わった後に、じーんと人間の温かみを思い知らされるものばかりです。
司馬遼太郎の作品は、ただの歴史小説ではなく、私にとっては、歴史を通して、“人間の素晴らしさ”を伝えてくれる、教科書のようなものだと思っています。
その番組の中で、司馬遼太郎は
「日本人の中には、微弱なる電流が流れている」
と言っています。
―昔の人たちは、自らの中に規範を持ち、
それに恥ずべきことをしてしまったときは、その場で腹を切った―
これは、昔のほんの一部の武士の話にすぎませんが、司馬遼太郎は、“理想的な武士道”と言い、腹を切ることは極端な例ではあるけれども、自分を律する“武士道”が、日本人の中には微弱なる電流のように流れていると言います。
“自分さえよければ”という風潮がみられる昨今、「それぞれの人が、この“微弱なる電流”を、もう少しだけ強くしましょう」というのが、司馬遼太郎のメッセージでした。
私自身、恥ずべき行動の連続でここまできましたので、江戸時代であれば何度腹を切っても済まないかもしれませんが、家族、友人、知人、書籍、自らが触れる何からでも教訓を得ることはできますし、自分の行いを反省しながら、自らを律する倫理感を育んでいかなければいけないと感じました。
司馬遼太郎のメッセージに触れて反応した、私の“微弱なる電流”を、少しずつ、強めていければと思います。
スクスクのっぽくん 担任より
みなさまの質問にお答えします!
Q:子供がなんでもしょうゆや塩をかけてしまって困ってます。味付けが濃いものを食べさせていても大丈夫でしょうか?
A:濃い味を好む原因をいっしょに考えてみましょう。
料理の味付けは、各家庭で違っています。結婚して新たな家族ができると、その味の好みの違いを感じますよね。
調理者である奥様の味付けが優先されたり、ご主人の家の味を習って作ってあげたり。
お宅の家庭料理はどうですか?
さて、お子さんが何でもしょうゆや塩をかけてしまうということですが、もしやご主人さまもそうしているのではないでしょうか?奥様が薄味を好まれていて、その味付けにご主人が味をプラスしているのを見てまねをしている可能性はあります。
また、味を感じにくくなっているかもしれません。私達の舌には「みらい」というものがあります。 その味を感じる細胞に関与している栄養素が亜鉛です。
亜鉛は、味覚に関係がある以外に、成長期のお子さんの場合、不足すると成長不良の原因にもなります。亜鉛は、魚介類や肉類に含まれているので、1日のうちに肉と魚を取るようにすればよいでしょう。
特に、カキや和牛の赤身肉、豚レバー、うなぎなどに多く含まれています。
亜鉛を十分とっていても、加工食品を多く使ったり、外食が多い場合は、加工食品に含まれる添加物の影響で、亜鉛が体に吸収されるのを妨げたり、吸収された亜鉛を体の外に排出している可能性もあります。
また、外食や加工食品は、誰でもおいしく感じてもらうためや保存の問題で塩分が多く含んでいることもあります。その味に慣れてしまっているというのは考えられますか?
塩分のとりすぎは、血圧に影響します。また、味が濃いとご飯も進み、ついたくさん食べてしまうことによって肥満の原因にもなるかもしれません。
すぐ何か起こるわけではありませんが、お子さんが大きくなったときに、薄味になれず苦労をさせるより、今から薄味に慣れさせてあげることもいいと思います。
ご主人さまにもその傾向があれば、ごいっしょに。
薄味にすると、素材そのものの味を感じることができます。
最初は物足りませんが、慣れてくると外で食べる食事がしょっぱく感じるようになります。
そのためには、だしをかつお節や昆布からとった汁物などで旨みを味わってもらったり、新鮮な野菜や魚などを調理していただくなど、素材の味を意識した味付けにするとよいでしょう。
味付けに何を使っているか、この味は何の味かなど、当てるゲームをするなど、お子さんにも楽しく味覚の改善ができるかもしれません。
調理者である奥様の味付けが優先されたり、ご主人の家の味を習って作ってあげたり。
お宅の家庭料理はどうですか?
さて、お子さんが何でもしょうゆや塩をかけてしまうということですが、もしやご主人さまもそうしているのではないでしょうか?奥様が薄味を好まれていて、その味付けにご主人が味をプラスしているのを見てまねをしている可能性はあります。
また、味を感じにくくなっているかもしれません。私達の舌には「みらい」というものがあります。 その味を感じる細胞に関与している栄養素が亜鉛です。
亜鉛は、味覚に関係がある以外に、成長期のお子さんの場合、不足すると成長不良の原因にもなります。亜鉛は、魚介類や肉類に含まれているので、1日のうちに肉と魚を取るようにすればよいでしょう。
特に、カキや和牛の赤身肉、豚レバー、うなぎなどに多く含まれています。
亜鉛を十分とっていても、加工食品を多く使ったり、外食が多い場合は、加工食品に含まれる添加物の影響で、亜鉛が体に吸収されるのを妨げたり、吸収された亜鉛を体の外に排出している可能性もあります。
また、外食や加工食品は、誰でもおいしく感じてもらうためや保存の問題で塩分が多く含んでいることもあります。その味に慣れてしまっているというのは考えられますか?
塩分のとりすぎは、血圧に影響します。また、味が濃いとご飯も進み、ついたくさん食べてしまうことによって肥満の原因にもなるかもしれません。
すぐ何か起こるわけではありませんが、お子さんが大きくなったときに、薄味になれず苦労をさせるより、今から薄味に慣れさせてあげることもいいと思います。
ご主人さまにもその傾向があれば、ごいっしょに。
薄味にすると、素材そのものの味を感じることができます。
最初は物足りませんが、慣れてくると外で食べる食事がしょっぱく感じるようになります。
そのためには、だしをかつお節や昆布からとった汁物などで旨みを味わってもらったり、新鮮な野菜や魚などを調理していただくなど、素材の味を意識した味付けにするとよいでしょう。
味付けに何を使っているか、この味は何の味かなど、当てるゲームをするなど、お子さんにも楽しく味覚の改善ができるかもしれません。
「カルシウムは、600mgくらい摂っていれば十分なの?」
体重50kgの人が体の中に持っているカルシウムは、約1kgで、その99%は骨にあります。こんなにたくさんあれば、少々摂らなくても大丈夫だろうと思いますが、実はそうではありません。
1日の食事に含まれるカルシウムは、国民栄養調査では成人で約600mg。
食糧を確保するのが大変な時代のころと比較すると、かなり多くなりましたが、日本人のカルシウム摂取量はこれ以上なかなか上がりません。
これは、乳製品をあまり食さないことや、摂取する水の中にカルシウム(をはじめとするミネラル)が含まれないなど、日本人の生活習慣によるものかもしれませんが、600mgという数字は、実はこれ以上下がると危険なギリギリの数値なのです。
消費されたり、排出されたり、どうしても体から出ていくカルシウムを、何とか補える程度の量でしかありません。
さらに、成長期の子供の場合は、体を維持するだけでなく、体を作っていくために、最低でも700~900mgが必要とされます。必要最低限のカルシウム量が摂取されていなければ、成長を阻害してしまう可能性があるので、十分注意が必要です。
1日の食事に含まれるカルシウムは、国民栄養調査では成人で約600mg。
食糧を確保するのが大変な時代のころと比較すると、かなり多くなりましたが、日本人のカルシウム摂取量はこれ以上なかなか上がりません。
これは、乳製品をあまり食さないことや、摂取する水の中にカルシウム(をはじめとするミネラル)が含まれないなど、日本人の生活習慣によるものかもしれませんが、600mgという数字は、実はこれ以上下がると危険なギリギリの数値なのです。
消費されたり、排出されたり、どうしても体から出ていくカルシウムを、何とか補える程度の量でしかありません。
さらに、成長期の子供の場合は、体を維持するだけでなく、体を作っていくために、最低でも700~900mgが必要とされます。必要最低限のカルシウム量が摂取されていなければ、成長を阻害してしまう可能性があるので、十分注意が必要です。
「料理は楽しくシンプルに」をモットーに、テレビや雑誌で活躍中の料理研究家・奥薗壽子さん。
簡単でも間違いなくおいしくてヘルシーな料理に定評があり、ご自身のことを“ナマクラ流ズボラ派家庭料理研究家”と名乗るほど。
一男一女の二人のお子さんを育てるお母さんでもある奥薗さんが教えてくださったのは、お母さん自身が今よりちょっとラクに、だから楽しくなる子育てのアイディア。
このなかには、子どもがのびのび豊かに育つためのヒントがたくさんありました。
「『食べたい』と思える工夫 その2」 幼少の頃の経験から、子どもが「食べたい!」と思えるひとつの方法として、家族が全員そろって食卓を囲むことの重要性を教えてくれました。
今回は、奥薗さんご自身の子育ての経験からの「楽しく食べさせる工夫」をご紹介しましょう。まさに奥薗流! 目からウロコのアイディアです。
「子どもは、手づかみが大好きなうえに、食べこぼしも多いですよね。それで朝なんか、せっかく服に着替えたのに汚されたら、お母さんとしてはたまったもんじゃありませんよね。それならいっそのこと、パジャマのままでもいいし、極端な話、裸で食事をしたっていいじゃないですか。それなら、シャワーで流すだけですから」
マナーのことを考えるとはしたないとか、ちょっと考えてしまうかもしれません。でも、それは食べることが楽しくなれば、子どもが自分できちんと理解ができるはず。
家庭料理研究家の奥薗壽子さん。簡単だけど確実においしいレシピが大人気
「『食べてくれない』と悩むくらいなら、子どもが楽しく食べている姿を見られる方がうれしいではないですか」
さらに、子どもが好きなものを料理に使うことも、単純なようで効果的といいます。それは決して食材だけではありません。
「例えば、子どもは氷が大好きです。お味噌汁に氷を入れてみてください。驚くほど、喜んで飲みますよ」
奥薗さんの発想の転換と柔軟さに驚かされますが、確かに、子どもが好きなものを一番よくわかっているのはお母さんです。小さなことを見逃さず、毎日の食卓に取り入れてみることの大切さに気づかされます。
「あとは、おにぎり。子どもにのりを持たせ、握ったおにぎりを手渡しします。できたてのおにぎりの温かさが手から手へ伝わりますし、具を工夫すれば、簡単に作れて複数の食材が一度にとれるので、栄養のバランスもいいですね」
次回は、おすすめのおにぎりの具の作り方など、「おにぎりのすすめ」を教えてもらいます。
簡単でも間違いなくおいしくてヘルシーな料理に定評があり、ご自身のことを“ナマクラ流ズボラ派家庭料理研究家”と名乗るほど。
一男一女の二人のお子さんを育てるお母さんでもある奥薗さんが教えてくださったのは、お母さん自身が今よりちょっとラクに、だから楽しくなる子育てのアイディア。
このなかには、子どもがのびのび豊かに育つためのヒントがたくさんありました。
奥薗壽子さんプロフィール
1962年京都生まれ。4000gの巨大な新生児だった。 神戸市外国語大学卒業後、役者を夢見るも就職。ホテルウーマンを経て旺盛な好奇心を生かし、イラストレーター、精神科医助手、専業主婦などさまざまな職に就くが、6才以降実家の母親から家の食事をまかされていた料理好きの夢を叶えるため料理研究家に。簡単なのに本当においしい家庭料理を常に研究心をもって取り組んでいる。 テレビ、雑誌などメディアを問わず活躍中。近著に『奥薗壽子の読むレシピ』(産經新聞出版)など。 |
「『食べたい』と思える工夫 その2」 幼少の頃の経験から、子どもが「食べたい!」と思えるひとつの方法として、家族が全員そろって食卓を囲むことの重要性を教えてくれました。
今回は、奥薗さんご自身の子育ての経験からの「楽しく食べさせる工夫」をご紹介しましょう。まさに奥薗流! 目からウロコのアイディアです。
「子どもは、手づかみが大好きなうえに、食べこぼしも多いですよね。それで朝なんか、せっかく服に着替えたのに汚されたら、お母さんとしてはたまったもんじゃありませんよね。それならいっそのこと、パジャマのままでもいいし、極端な話、裸で食事をしたっていいじゃないですか。それなら、シャワーで流すだけですから」
マナーのことを考えるとはしたないとか、ちょっと考えてしまうかもしれません。でも、それは食べることが楽しくなれば、子どもが自分できちんと理解ができるはず。
家庭料理研究家の奥薗壽子さん。簡単だけど確実においしいレシピが大人気
「『食べてくれない』と悩むくらいなら、子どもが楽しく食べている姿を見られる方がうれしいではないですか」
さらに、子どもが好きなものを料理に使うことも、単純なようで効果的といいます。それは決して食材だけではありません。
「例えば、子どもは氷が大好きです。お味噌汁に氷を入れてみてください。驚くほど、喜んで飲みますよ」
奥薗さんの発想の転換と柔軟さに驚かされますが、確かに、子どもが好きなものを一番よくわかっているのはお母さんです。小さなことを見逃さず、毎日の食卓に取り入れてみることの大切さに気づかされます。
「あとは、おにぎり。子どもにのりを持たせ、握ったおにぎりを手渡しします。できたてのおにぎりの温かさが手から手へ伝わりますし、具を工夫すれば、簡単に作れて複数の食材が一度にとれるので、栄養のバランスもいいですね」
次回は、おすすめのおにぎりの具の作り方など、「おにぎりのすすめ」を教えてもらいます。
~つづく~
発行人:スクスクのっぽくん
(運営:有限会社ルーティ)
鎌田貴俊
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