幼児肥満の原因とは?~食生活編~
幼児の肥満が危険!?【セミナーレポート②】
こんにちは!管理栄養士の磯村です。
先日は幼児肥満の問題点幼児肥満の問題点をお伝えしましたが、今回はなぜ幼児肥満になってしまうのか?ということをレポートします。
幼児肥満の原因はいくつかありますが、基本的なこととして、肥満は1日ではなりません。悪い生活習慣が積み重なることにより肥満に繋がるのです。
将来の健康をも左右する要因を持つ肥満を未然に防ぐために、今のうちから正しい生活習慣を身につけましょう!
原因は食習慣と生活習慣の2つに分けられますが、今回は「食習慣」についてお伝えします。
幼児肥満になる食習慣の傾向
幼児期の肥満児の食事の傾向は大きく分けて4つあります。
①野菜が極端に少ない②お菓子が食事代わり
③肉類を中心としたおかずが異常に多い
④食事が簡素で菓子パン、お菓子、ジュース、牛乳などの間食が多い
甘いお菓子やジュースは高カロリーのわりに栄養素が乏しいという特徴があります。また、ついつい食べ過ぎてしまう傾向にあり、それだけでお腹いっぱいになります。そして一番大切な「食事」が食べられなくなることで栄養も偏ります。
つまり、エネルギーは過剰なのに、必要な栄養素は取れず結果として肥満の原因になると考えられるのです。
「おやつ=お菓子」と思っている方も多いかと思いますが、おやつは3回の食事で補いきれない栄養素を補うためのものですから、決して悪いものではありません。しかし、おやつが食事の代わりになってしまわないようにしましょう。
幼児肥満を予防するための食習慣って?
では、幼児期の正しい食習慣とはどのようなものなのでしょうか。
①エネルギー源である炭水化物(ごはんやパン、麺類など)とたんぱく質(肉や魚、豆類など)の量はきちんと守る。
→エネルギー源は元気に動くためには必要ですが、摂り過ぎると余分なエネルギーとして蓄積され肥満との原因となります。
②食事の質を上げる(野菜をよく食べるように!)
→野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維など、体の機能を整える大切な役割があります。
③子どもの好き嫌いにあわせすぎない
→食事は「バランス」が大切です。主食、主菜、副菜、汁物、(+果物や乳製品)とバランスのとれた食事を意識しましょう。嫌いなものを食卓から消してしまうことは、克服するチャンスを失ってしまうことと同じです。
④飲み物はジュースではなく、お茶か水にしましょう。
当たり前のように思えることでも、いざ見直してみるとなかなかできていないな・・・ということもあるかと思います。 急にすべてを完璧にするのではなく、まずは出来そうなものから一つずつ進めていきましょう!
次回は幼児肥満の原因とは?~生活習慣編~をお伝えします!
関連レポートはこちら
レポート1:幼児肥満とその問題点レポート2:幼児肥満の原因とは?~食生活編~
レポート3:幼児肥満の原因とは?~生活習慣編~
レポート4:肥満児と周りの大人の行動の関係は?
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