幼児肥満の原因とは?~生活習慣編~
幼児の肥満が危険!?【セミナーレポート③】
こんにちは!管理栄養士の磯村です。
前回は幼児肥満の原因と対策~食生活編~をお届けしましたが、いかがでしたか?
今回は続編として、生活習慣編をお伝えします。
前回レポートはこちら
レポート1:幼児肥満とその問題点レポート2:幼児肥満の原因とは?~食生活編~
肥満の原因は食べ物がすべて!と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、食事と生活リズムというのは密接にかかわっており、切っても切れない関係なのです。
肥満発生の要因となる生活習慣
まず、肥満発生の要因となる生活習慣は3つあります。
①運動不足②睡眠不足
③長すぎるスクリーンタイム
運動不足はすなわちエネルギー消費不足に繋がるので、肥満の原因としては想像がつくかと思います。
また、睡眠不足については、質の良い睡眠によって体はリカバリーを図ったり、成長に必要な機能を整えたりすることから体の機能調整には欠かせない要因だということもわかりやすいかと思います。
そんな中、今回のセミナーで何度も耳にした言葉があります。
それが「スクリーンタイム」です。
皆さんはこの言葉をご存知ですか?(恥ずかしながら、私は今まで聞いたことがなく、今回とても納得した内容の一つでした。)
肥満へ導く「スクリーンタイム」って?
最近はテレビやスマホ、タブレットなどの普及により液晶画面を見る機会が増えました。何かあればスマホで調べたり、動画を楽しんだり・・・。現代ではなくてはならない存在ですし、あって当たり前!という次元に来ているのかな、とも思います。
しかし、それらを使用している時間、つまり「スクリーンタイム」が長いと肥満の原因になるというのです。
そのメカニズムは以下の通りです。
①長すぎるスクリーンタイム
↓
②
・生活リズムが崩れる(夜更かし&夜食→朝食欠食→エネルギー不足により午前中の意欲低下)
・運動不足(スクリーンを見ている間は動かないのでエネルギー消費の低下)
↓
③肥満!!!
↓
さらに・・・
↓
④易疲労感、うつ、学習力の低下
などに陥り、何もやる気が起きないのでまたひたすらスクリーンタイムが長くなる原因となり、①~④の悪循環に陥るというのです。
スクリーンタイムと肥満指数の関係
スクリーンタイム(テレビ)と肥満指数についてもデータがあり、幼稚園児と小学1年生を対象にスクリーンタイムが1時間の子供と2時間の子供を比較すると、2時間の子供の方が肥満指数が高いというデータもありました。
スクリーンタイムを短くすると、睡眠時間も増え、朝食を食べる時間もできます。その結果、朝から元気に動くことができ、運動量も増えます。しっかり動くとお腹がすくので食事をきちんととることができ、栄養も満たされます。
また、運動は心と身体、コミュニケーション能力や知能と多くの分野を活性化させるので、健全な生活には必要だというお話もありました。
当たり前になってしまっているスクリーンタイム、一度見直してみるのも良いかもしれません。もちろん、子どもに限らず大人も同じです。
スクリーンタイムを減らすと、家族の会話も増え、コミュニケーションがしっかり摂れるのではないかな、と改めて思いました。
次回は最後のレポート、「肥満児と周りの大人の行動の関係は?」をお伝えします!
関連レポートはこちら
レポート1:幼児肥満とその問題点レポート2:幼児肥満の原因とは?~食生活編~
レポート3:幼児肥満の原因とは?~生活習慣編~
レポート4:肥満児と周りの大人の行動の関係は?
レポート情報は、facebookや公式ライン、メールマガジンにてお届けいたしますのでもし宜しければご登録をお願いいたします。
LINE
https://line.me/ti/p/%40nep1636oメールマガジン
https://www.suku.jp/account/my_page_login- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
Copyright © 2024 スクスクのっぽくん All Rights Reserved.
「スクスクのっぽくん®」は(有)ルーティの登録商標です。