新しい睡眠研究の成果
こんにちは!睡眠改善インストラクターの鈴木です。
お子様の成長にとって「睡眠」は大切な要素のひとつです。
しかし、睡眠のメカニズムはとても複雑で、未だ解明されていないことも多く、日夜、研究が進められています。
今回は、メディアなどでも盛んに取りあげられるようになった「睡眠とカルシウムの関係」や「オレキシンの発見」など、睡眠分野における新しい研究成果について解説していきたいと思います。
睡眠とカルシウムの関係
2016年3月、東京大学と理化学研究所の研究グループにより、睡眠時間の長さは、脳の神経細胞に出入りするカルシウムによって制御されていることが米科学誌ニューロン電子版に発表されました。
睡眠時は脳の神経細胞内にカルシウムイオンが流入し、覚醒時は細胞外へ流出するとのことです。
オレキシンの発見
1998年に柳沢博士(筑波大学教授/テキサス大学教授)らによって発見された、食欲に関わり、覚醒と睡眠を制御する脳内物質オレキシン。
発見当初は摂食行動を制御する物質として注目されましたが、その後、睡眠との深い関係が明らかとなりました。
最新の睡眠研究
カルシウムが睡眠の素!?
睡眠時間に影響を与えることが判明したカルシウム。
もし、神経細胞内にカルシウムイオンを取り込めないと、細胞が活発に活動して興奮状態が続き、眠れなくなったり、眠りが浅くなったりしてしまうそうです。
人の血中カルシウムイオン濃度は一定に保たれているので、必ずしも「カルシウムをたくさん摂るとよく眠れる」ということではないのですが、骨の形成だけではなく、睡眠にも深く関与するカルシウムをしっかり摂取するのは、健やかな成長にとって大事なことだと思います。
覚醒物質オレキシン!?
オレキシンは覚醒作用を持ち、食欲が満たされないと分泌が促進され、食欲が満たされると分泌が抑制される脳内物質です。
たとえば、夕食を抜いてしまうとオレキシンの分泌が促進され、夜眠れなくなってしまうということも起こり得るのです。
もともと摂食行動と睡眠は密接な関係にあると考えられていましたが、やはり、正しく眠るためには正しく食べるのが大事ということが分かりますね。
未だ謎の多い睡眠。
しかし、ほとんど100%の人や哺乳類が眠るということからも、睡眠が生命の維持や生存競争に必要不可欠なものであることは想像に難くありません。
お子様の成長やご家族の健康に重要な睡眠において、今後も新しい発見がなされることを期待し注目していきたいと思います。
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