あなたは何回噛んでいる?過去→現代の大きな変化
こんにちは!管理栄養士の磯村です。
春は始まりの季節。学年がひとつ上がって気分がシャキッと引き締まったり、新しい環境に変わってドキドキワクワクしていたり、様々な気持ちが入り混じっている人も多いと思います。
環境の変化が大きい時こそ食を整えることで気持ちもスッキリ落ち着きますよ。
今回は大人の歯へ生え変わる時期にこそ身につけてほしい、そして食べることにおいて一番大切な「噛む」ことの大切さについてご紹介します。
昔はどのくらい噛んでいたの?
食事の際に噛む回数というのは年々減っているといわれています。
例えば、弥生時代は1回の食事で噛む回数が3990回だったのが、江戸時代では1465回、戦前では1420回、そして現代ではおよそ620回となっています。
つまり、現代は弥生時代と比べると噛む回数が1/6以下程度になっているのです!
噛む回数が減った原因とは??
一番の原因は食事の内容ではないかと考えられます。
昔は玄米を主食とし、魚や野菜をたっぷりと食べていました。どれもしっかりと噛まないと飲み込みにくいものばかりです。
しかし、今はどうでしょうか。柔らかい白米やふわふわでクリームたっぷりのパンやケーキなど、あまり噛まなくても食べられるものが多いのです!
噛むといいことたくさん!!
実は、噛むことは体にとっていいことがたくさんあります!
①肥満を防ぐ
よく噛むことで脳の満腹中枢を刺激し、食べ過ぎの防止になります。
②味覚の発達と口腔ケア
噛むことで食べ物が細かく砕かれ、味をしっかりと感じることが出来ます。
③言葉の発音と素敵な笑顔
噛むという動作は口だけではなく、顔全体の筋肉を使います。
顎が鍛えられると大人の歯が正しく並んで生え、噛み合わせも良くなります。さらに顔回りの筋肉を動かすことで言葉の発音がスムーズになり、表情が豊かになります。
④脳の発達
噛むことは脳への刺激となります。しっかり噛むことで脳への信号をしっかりと送れる環境を作りましょう。
⑤歯の病気予防
噛むことで唾液がたくさん出てくるため、消化を助け、虫歯の予防にも役立ちます。
⑥がんを防ぐ
唾液には毒消しの力があるとされており、病気の予防にも役立つといわれています。
⑦胃腸の負担を軽くする
よく噛むことで食べ物が細かくなり、その後食べ物が送られる胃腸の働きもスムーズになります
⑧全身の体力UP
歯並びが良いと噛み合わせもうまくいくため、「食いしばる」ことができます。
ジャンプをするとき、全力投球するとき、走るとき・・・など、運動をするときには口をしっかり閉じることでパワーを発揮することにもつながるのです。
これらの頭文字をとって「ひみこのはがいーぜ」と覚えてくださいね。
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