怖い食中毒 細菌の発育条件を知ろう!
こんにちは!管理栄養士の磯村です。
ジメジメムシムシ・・・この季節に気になることといえば、やはり「食中毒」ではないでしょうか。
食中毒はその名の通り、食べたものや飲んだものが原因となって起こる健康障害のことです。
食中毒の原因はいくつかありますが、少し注意することで防ぐことが可能となります。
今回はご家庭で出来る食中毒の予防についてご紹介します!
発育条件1 栄養
私たちにとっての栄養源は菌にとっても栄養源となります。
特にたんぱく質を好む傾向にあるため、肉・魚・卵・豆類などのたんぱく源の扱いには要注意です!
発育条件2 温度
菌の種類にもよりますが、食中毒を起こす菌が発育しやすい温度は36℃前後。
これから気温の上がる夏場は特に要注意です。
また、加熱した食品でも放っておくと菌が繁殖しやすい温度帯になりますので注意が必要です。
発育条件3 水分
細菌は食品中の水分を利用して発育・増殖します。
特に水分が50%以上になると発育しやすい状況になり、逆に水分が20%以下と少ない状況では発育・増殖が難しいと言われています。
水分がたっぷりと含まれる生鮮食品や炊いたご飯、煮物や汁物の扱いには注意が必要です。
確認しよう!食中毒を予防するための3原則
その1:つけない
まずは食品に菌をつけないこと!キッチンの水回り、食器、調理道具、冷蔵庫は常に清潔な状態を保ちましょう。
肉・魚・野菜・その他とまな板を使い分けるのも予防の一つとなります。
さらに、食材を触る前には手洗いをすることも重要なポイントです。
その2:増やさない
食材には多少の菌がついています。大切なのはそれらを増やさないこと。
余分な水分をきちんとふき取り、食材を持ち帰ったらすぐに冷蔵庫に入れるなど適切な処理を行いましょう。
夏場など気温が高い時は保冷剤や保冷バッグを活用しましょう。
また、鍋で作った料理はすぐに冷やして冷蔵庫に入れることが望ましいですが、粗熱をとるために短時間放置する場合は、軽く蓋をしておきましょう。
落下菌の混入を防ぐことができます。
その3:やっつける!
ご家庭でできる殺菌方法として、「加熱処理」をしっかりすることをオススメします。
中心温度が75℃を保った状態で1分以上加熱することを心がけましょう。
まとめ
ちょっとしたことが食中毒の予防に繋がります。
特に「つけない」「増やさない」を徹底することでリスクを下げることができますので、ぜひ改めて意識してみてくださいね。
また、3原則の前に「体調を良い状態にキープしておく」ことも重要なポイントです。
十分な栄養、適度な運動、良質な睡眠を心がけ、コンディションを整えておきましょう!
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https://www.suku.jp/account/my_page_login- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
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