発酵食品を知って上手にとり入れよう!
みなさんこんにちは!
管理栄養士の磯村です。
日差しが気持ち良い日が続いていますが、体の調子はいかがですか?
春は意外と日中と朝晩の寒暖差が大きく、環境が変わることも加わり体調を崩してしまう方が多い時期でもあると思います。
今回は最近耳にすることも増えてきた「発酵食品」について紹介します。
上手にとり入れて体調管理に役立ててくださいね。
発酵食品ってどんなもの??
食品に微生物が付き、その微生物の働きによって発酵することでできる別の食品のことです。
発酵食品は香りがよく美味しいだけでなく、私たちの身体にとって良い働きをします。
そのため発酵に関わる微生物(菌)は「善玉菌」と呼ばれることがあります。
すべての菌が良いわけではない!?
菌の種類や環境によっては「腐敗」し、食べられなくなります。
発酵した食品は美味しく、私たちの身体にとって良い働きをするのですが、「腐敗」した食品は悪臭がしたり食べるとお腹が痛くなったりと私たちの身体にとって悪い働きをします。
食品に微生物が働くという点では同じでも、私たちの身体にとって良い働きをするか否かで「発酵食品」と「腐敗した食品」に分かれるのです!
身近にある発酵食品を探してみよう!
乳の発酵食品
・ 牛乳+乳酸菌→ヨーグルト
・ 乳+乳酸菌などの菌→チーズ
・ 生クリーム+乳酸菌→サワークリーム
最近はヨーグルトの種類も豊富ですが、粘りや酸味の度合いは菌の種類によって変わります。
大豆の発酵食品
・ 麹菌→香ばしい香りと旨味が特徴の味噌
・ 納豆菌→混ぜるとねばねばとする納豆
・ テンペ菌→テンペ(インドネシアで食べられている大豆の発酵食品です)
合わせる微生物の種類によって見た目も味も違うものになります!
野菜の発酵食品
・ すぐきが乳酸発酵すると→すぐき漬け(日本)
・ 白菜が乳酸発酵すると→キムチ(韓国)
・ キャベツが乳酸発酵すると→ザワークラウト(ドイツ)
世界各地で様々な野菜が発酵食品として親しまれています♪
発酵を利用して作られる調味料
・ お米を米麹や酵母などとともにアルコール発酵→米酢
・ もち米を酢酸発酵させると→香醋(中国)
・ ぶどうの果汁を酢酸発酵させると→バルサミコ酢(イタリア)
同じ「酢」でも国によって発酵させる食品が違います!醤油も大豆と小麦に麹や塩を加えて発酵させた発酵食品です。
「発酵食品」といっても意外と身近にたくさん存在しています!
毎日発酵食品を摂ることで腸内環境を整え、変化に強い身体作りを始めてみませんか。
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