その栄養素、足りてる?足りてない?
成長期真っただ中の子ども達。
周りの保護者は子ども達にとって最強の応援団です。
応援団としてできることの一つが「食事の管理」ではないでしょうか。
今回はすくすくと成長する子ども達に必要な栄養が、実際に足りているか否かをデータとともにお伝えします!
実は足りている!?大切な栄養素とは??
成長期をはじめとして、私たちの身体の土台となる大切な栄養素といえば、たんぱく質です。
筋肉を作るだけでなく、髪の毛やお肌、骨の土台としても欠かせない栄養素です。
日本人の食事摂取基準(2015年版)と国民健康・栄養調査(平成24年)を比べてみると、たんぱく質はおおよそ足りているということがわかります。
もちろん、スポーツを頑張っている、活動量が多いという特別なことがあればもう少し必要ではありますが、基本的には通常の食事から十分に補えていることがわかります。
たんぱく質と並んで炭水化物も成長するために欠かせないエネルギー源ですので、不足しないように十分に摂れる食環境を整えてあげましょう!
足りていない栄養素といえば・・・
成長期といえばカルシウム!と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、意識はしているのに不思議と足りてない栄養素の常連でもあります。
歯の生え変わり、骨の成長などに欠かせないカルシウム。
実際にどのくらい不足しているのでしょう。
日本人の食事摂取基準(2015年版)と国民健康・栄養調査(平成24年)を比べてみると、ギリギリ足りている年代もありますが、ほとんどすべての年代で不足していることがわかります。
さらにそれは大人になってからも変わりません。
大人になると成長期と比べると必要量も減りますが、実際に摂る量も減っているため、結果として不足がちになります。
私たちの骨は成長期の間にぐんと成長しますが大人になってから成長させるのは難しいため、いかに成長期のうちに骨の材料をしっかりと摂っておくかということは将来の身体へのアドバンテージを得ることになります。
そしてもう一つが鉄です。
鉄不足というと、成人女性が不足しているイメージお持ちの方もいると思います。
しかし、成長期の子ども達は鉄の必要量が増えるのはもちろん、喪失量(使ったり出て行ったりして失う量)も多いため、とても不足しやすい栄養素です。
男女とも運動部で頑張っている人、女子で生理が始まった人は特に鉄を失う機会が多いので、注意が必要です!
日本人の食事摂取基準(2015年版)と国民健康・栄養調査(平成24年)を見比べると、小学校低学年~中学生にかけて鉄が大きく不足していることがわかります。
必要量が増すとともに喪失量も大きくなるこの時期、不足しないように食事からしっかりサポートしていきましょう!
まとめ
成長期は、これさえとっていれば問題ない!という魔法のような食材はありません。
毎日の栄養素の積み重ねが日々の元気の糧となります。
まずは毎日どのようなものを食べていて、何が不足しがちなのか知ることから始められるとよいですね!
<参考資料>
・日本人の食事摂取基準(2015年版)
・国民健康・栄養調査(平成24年)
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンDなど、成長期に不可欠な栄養素のバランスを考えてつくられたカルシウムグミを、毎日のお食事では補いきれない不足分の栄養補助にお役立てください。→詳しくはこちら
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https://www.suku.jp/account/my_page_login- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
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