子供達の成長期の悩みや成長について、データや専門家の意見等から、しっかりとした知識をつけていただけるよう、のっぽくんがご案内します。
アンケートで判明!花粉症が子供に遺伝?!
子どもの身長、体重、成長に関する情報サイト「スクスクのっぽくん(www.suku-noppo.jp/)」では、今回ママたちにアンケート調査を行ったところ、なんとお子様の「花粉症」も深刻化していることが判明しました。
・約半数のお子様が「花粉症」と回答!
・そのうち、85%が10歳前に発症
・親が花粉症だと子供もなりやすい?
・対策するには、3つの「バリア」が重要だった?!
約半数のお子様が「花粉症」と回答!!
そのうち、85%が10歳前に発症
驚くべきは、乳幼児(0歳〜3歳)で症状を感じている人が全体の3割をしめているということ。
親が花粉症だと子供もなりやすい?!
対して、お子様が「花粉症にかかっている(もしくは花粉症かもしれない)」と答えた人の約8割が親御様も「花粉症にかかっている(もしくは花粉症かもしれない)」との回答結果が。
一概には言えませんが、遺伝や生活環境も花粉症に大きく影響しているのかもしれません。
実施している花粉症対策について!
ご家庭で行っている花粉症対策についての質問には、「手あらい・うがい」「マスク」が全体の20%前後と多かったものの、食事・食品での予防については約4%に留まり、内側対策への意識はやや低い傾向にありました。しかし、「ヨーグルトや発酵食品って効くの?」など、多くの方が「食事での対策」について興味を持っているとの結果に。
実際に対策になる食事や食材はあるのでしょうか?管理栄養士の磯村さんにお答えいただきました!
食事で対策!ポイントは、「バリア」と「戦うチカラ」
しかし、どんなに外的なケアをしていても、花粉は体内に入ってきてしまいます。そこで気にしたいのが「粘膜」のケアです。
粘膜のケアで侵入をガード!
特に目や鼻、喉は外界とも接することが多く粘膜がむき出しの状態です。この部分が乾いていると傷がつきやすく、花粉やその他の菌も侵入しやすくなります。
粘膜の潤いを保つには、いわゆる「ねばねば食材」や「ビタミンA(βカロテン)」をしっかり摂ることが大切です。
「ビタミンA(βカロテン)」は、緑黄色野菜に多く含まれていますので、この時期はより意識して摂取するようにしましょう。
侵入者を攻撃するなら!腸内を健康に!
そして、最後のバリアのキーワードは「腸」にあります。
私たちの体は、免疫細胞によって守られています。実は、免疫細胞のうち約80%が「腸」に存在していると言われています。
負けないチカラをつけるためにも、腸内環境を常に良い状態に整えておきましょう。そのための第1歩として「腸内の善玉菌を優位にする」ことが挙げられます。
善玉菌とは、「乳酸菌」を代表とした体にとって有益な働きをするものを指します。 乳酸菌は、ヨーグルトやお漬物などの発酵食品から摂ることも可能です。
さらに、乳酸菌のエサとなる食物繊維をしっかり摂ることも大切です。
毎日の食事で身体に「スキ」を与えないこと
花粉も風邪も大切なのは「毎日のケア」です。症状が重い場合や普段と身体の様子が違うなと感じたら、迷わず病院にかかることも大切な選択肢の一つです。しかし、毎日のちょっとしたケアが対策として役立ちますので、是非実践してみてくださいね。
- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
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