カルシウムは人間にとって、なくてはならない栄養素のひとつです。人間の体内には約1㎏のカルシウムが存在し、その99％は骨と歯に、残りの1％が血液などの体液や筋肉などの組織にあります。

カルシウムは、乳製品（牛乳、ヨーグルト、チーズなど）、海産物（わかめ、しらす干し、ワカサギ、干しえび、うなぎなど）、野菜（小松菜、切干大 根、大根菜、野沢菜、チンゲン菜など）、大豆製品、ごま（豆腐、油揚げ、納豆、ごまなど）などに多く含まれます。しかし、カルシウムは吸収率が非常に悪い栄養素といわれており、国民健康・栄養調査結果では、長い期間に渡って日本人のカルシウムの平均摂取量は必要な量に達していません。

だからといってカルシウムの多い食品を一度にたくさん食べても、一度に吸収できるカルシウム量は限られており、吸収されなかったものは便として排出されてしまいます。カルシウム摂取は毎日の積み重ねが大事です。