ドクターと栄養・睡眠・運動のプロに聞く、成長のための生活
ドクターと栄養・睡眠・運動のプロからのアドバイス
ドクターをはじめ、栄養・睡眠・運動各方面のプロに聞いた、成長をサポートする生活についてご紹介しています。
ドクターからのアドバイス
「身長を決める要因は、遺伝だけではありません」
(小川登志子先生)
子供の身長は、親の遺伝で決まってしまうと思いこんでいらっしゃる方が多いようですが、実は後天的な要素が子供の身長に大きな影響を与えています。
しかし、現在の子供たちの生活は、塾などでの過度の勉強によるストレスや、テレビの見過ぎ・テレビゲームのし過ぎなどによって睡眠や運動が不足がちです。また、スナック菓子やインスタント食品の普及によって栄養が偏ってしまう傾向があります。
子供の身長が伸びる時期は限られています。
ぜひ、このサイトにある「身長が伸びる3大要素」を最期までよく読んで、お子さんの身長が伸びる可能性を高めてあげてください。
News! 大阪大学で、生活習慣と遺伝に関する研究が行われました。→詳しくはこちら
平成8年4月 慶應義塾大学病院 内科
平成12年 慶應義塾大学病院 消化器内科入局し、現在に至る
【栄養】管理栄養士からのアドバイス
「骨の成長に欠かせないカルシウムを、効率良く摂取しましょう」
(管理栄養士 磯村 優貴恵)
男子 | 女子 | |
---|---|---|
日本人の食事摂取基準 (2010年版)※注1 |
1,000mg | 800mg |
国民栄養の現状※注2 | 693mg | 614mg |
※注1…日本人の摂取量の基準を示したもの。 |
お子さんの成長には、食品をバランスよくとり、さまざまな栄養素を摂取することが望ましいです。その中でも、骨の成長に欠かせないのがカルシウムです。
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の12~14歳では、カルシウムを男子1,000mg、女子800mgを推奨値としているのに対し、実際の摂取量は男子693mg 、女子614mgです。
この数字は平均ですので、不足しているお子さんが多いのが現実です。不足している分のカルシウムを摂取しようとして食事量が増えてしまうと、カロリーの過剰摂取も気になるため、不足している分のカルシウムを、栄養のバランスも考え、効率良く補うことが大切です。
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大手ダイエット専門のエステサロンにて、食事指導を通してお客様の体を内側・外側の両面からサポート。
その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、和食やカフェのキッチンスタッフとして約3年間の料理修行を行う。
その後、特定保健指導を経て、現在は、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター、幼児食アドバイザー、学童食アドバイザー
【睡眠】睡眠改善インストラクターからのアドバイス
「大切なのは子ども時代の睡眠です!」
(日本睡眠改善協議会認定 睡眠改善インストラクター 鈴木伸彦)
身長を伸ばすのに重要な成長ホルモンは寝ついてすぐの深い睡眠時に最大の分泌を示します。また、睡眠は記憶の整理や情緒の安定にも深く関わっています。寝る子は育つというのは、科学的にも実証された事実であり、睡眠は子どもの心身の成長と切っても切りはなせない関係にあるのです。
しかし、日本人は世界中でも睡眠時間が短いということが分かっており、日本の子どもたちも大人の影響で睡眠時間が短くなってしまっていることが分かっています。
睡眠をしっかりとるということは、本来人間が持っている生活習慣で生活するということです。また、しっかり眠れる環境を整えることも重要なのです。お子様がスクスクと成長するために、睡眠をしっかりとれているかどうか。よりよい睡眠をとるにはどうすればよいか。スクスクのっぽくんをご活用いただき、ぜひ、ご家族ご一緒に睡眠や生活習慣について見直すようにしていだだければと思います。
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早稲田大学商学部卒業。 大手寝具メーカーで企画に携わった後、睡眠改善インストラクターの資格を取得。現在、特に子どもの睡眠改善を目的に活動中。
子どもの成長にとって、早く寝て、早く起きて、朝ごはんを食べる、という生活リズムはとっても重要。
早寝・早起き・朝ごはんを楽しんでやってしまおう!という特集で、「こども天然生活」(地球丸発行)の監修をしました。
【運動】すくすくトレーニング トレーナーからのアドバイス
「健やかな成長のためには、“適度な運動”と“良い姿勢”が大切です」
(主任トレーナー 小澤 康祐)
最近の子供達は昔に比べて、家の中で遊ぶことが多く、外で走り回ることが少なくなりました。
ポータブルのゲーム機などの普及で長時間座ったまま画面を見続けること、夜遅くまで夢中になって寝不足になるなど、子供の成長には決して良くない環境に子供達が身を置いている現実があります。
運動をしなくなった子供達の傾向として、姿勢が悪い、覇気がない、集中力がない、疲れやすい、転んだだけで骨折するといったことが挙げられますが、子供の成長過程において、身体各機能の成長・発達には十分に考慮した運動環境を与えてあげる必要があり、脳の発達から考えても、幼児期に様々な運動経験をしておく事が重要なのです。
左図のスキャモンの発育発達曲線を見ると、5~8歳頃(プレ・ゴールゴールデンエイジ)に神経型が著しく発達するのがわかります。脳をはじめとして体内にさまざまな神経が張り巡らされていく大事な時期なのです。
この時期には、常に多様な刺激をからだが求める特徴があり、飽きさせないで楽しませるには、遊びの要素も含んだプログラムが必要です。このプログラムにあたるのが、コーディネーショントレーニングになります。コーディネーショントレーニングにより、多面的な基礎づくりを行えば行うほど、次にくるゴールデンエイジ(9歳~12歳頃)、さらには将来への準備になるのです。
姿勢をはじめ、身体のバランスを適切な運動によって整えることで、お子様の成長の可能性を高めてあげることが重要です。
オススメ! 運動から姿勢をコンディショニング!「すくすくトレーニング」のHPへ
スポーツや日常生活の中の体の使い方を改善するためのエクササイズ。 また、上智大学 理工学部物理学科で学んだ経験を生かし、バイオメカニクスも取り込んで専門的に三重県の津商業高校野球部にてトレーニングや動作、コンディショニングの指導・サポートを定期的に行っています。
スクスクのっぽくんでは、栄養・睡眠・運動の見地から、
お子様の身長に関するアドバイスを受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。