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妊娠中は要注意!トキソプラズマ感染症とは

妊娠中は、つわりや貧血などのトラブルだけでなく、感染症にかかりやすいという特徴があります。
中には胎児に影響を与える病気もあるため、普段以上に体調管理には注意が必要です。
そこで今回は、妊娠中に気をつけたいトキソプラズマ感染症についてご紹介します。

流産や子どもの成長に影響を与えるリスクがある

トキソプラズマ感染症は、トキソプラズマ原虫が原因で起こる昔からある感染症です。しかし、健康な人が感染してもほとんどが無症状であることもあり、認知度はあまり高くありません。
ただ、免疫が低下している人や妊娠中の女性から胎児に感染した場合は、流産や赤ちゃんの視力障害を引き起こすリスクがあります。

もちろん、妊娠中に感染しても全員に影響が出るわけではなく、妊娠初期の妊婦のトキソプラズマ初感染率は0.13%程度です。
しかし、感染により妊娠中に投薬が必要だったり、子どもが将来病期になるかもしれないと不安になったりすることは、デリケートな妊娠中の体にとって大きな負担になります。
したがって、妊娠中から病気について把握し、発症リスクを回避しておくことが大切です。

ジビエや生肉が感染リスクに

トキソプラズマ感染症を引き起こす原虫は、生肉に潜んでいるため、妊娠中は生肉などはできるだけ避けて、よく加熱した肉を食べるよう勧められてます。
実際、馬刺しや鳥刺しなどを好んで食べる地域では感染率が高いとされており、最近人気のあるジビエなども同じことが言えるので注意が必要です。

また、猫の糞にも原虫が潜んでいます。したがって、妊娠中で猫を飼っている場合は、食卓に猫を近づけない、猫の糞は妊婦以外の人が片付けるなどの工夫をすると良いでしょう。

トキソプラズマ感染症は、妊娠初期ほど重症化しやすく、赤ちゃんにも知的障害や目の障害を起こしやすいです。赤ちゃんの未来と自分の体を守るためにも、妊娠が分かった時から病気に対する正しい知識と対策を身につけておきましょう。

参考URL

『時事メディカル』https://medical.jiji.com/topics/3707


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