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2歳児の歯ってこんな状態!虫歯にならないための対策とは?

2歳の歯みがき

2歳児の歯を知って、正しくケアしてあげましょう

個人差はありますが、生後6か月ごろから乳歯が生え始め、2歳半ごろには20本の乳歯が生えそろいます。

生えそろった乳歯は、子どもの歯磨きだけでは十分に磨くことができないうえ、大人の永久歯に比べると、まだ弱く、虫歯にもなりやすいので、大人の手助けが必要となってきます。

2歳の子どもの歯の状態と対策について、まとめてみました。

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2歳の子どもの歯はこんな状態

生えそろったばかりの乳歯は、大人の永久歯に比べると脆く、歯の表面を覆っているエナメル質も薄いため、非常に虫歯になりやすい状態と言えるでしょう。

特に、前歯よりも奥の臼歯は表面がデコボコしていることから、食べかすが残りやすい状態に。そのうえ、奥にあるため歯ブラシが届きにくいので、虫歯が非常に発生しやすいです。

また、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすく、これらも虫歯の原因となってきます。

どのようなケアをしたらよいの?

2歳の歯みがき

まず、食事やおやつの後、歯磨きの習慣を身に着けるようにしましょう。

大人が歯磨きをする姿をみせたり、一緒に歯磨きをしたりすることで、「食事の後は歯磨きをする」ことが一日の習慣になるとベストです。

2歳になると、自分で何でもやりたい時期にも入ってくるため、子ども用歯ブラシで子どもが磨いた後、歯ブラシのヘッドが小さい仕上げ磨き用の歯ブラシを使って、大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。

どんなケア用品があるの?

前述しましたが、子ども専用の歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシをメインに使って歯ブラシをしていきます。

歯と歯の間は歯ブラシでは届きにくいため、歯間用のデンタルフロスを使っていきます。

歯磨き粉は使わなくても大丈夫ですが、子どもが使いたがったら、歯ブラシの先に少し歯磨き粉を乗せる程度の少量で十分磨けます。たくさんつける必要はありません。

歯磨き粉をつけるのは、口で「ブクブクうがい」が上手にできるようになってからにしましょう。

仕上げ磨きのしかた

2歳の歯みがき
1.大人が座って、子供をひざの上にあおむけに寝かせます。

子どもの頭をひざに乗せるようなイメージです。子どもの頭頂部が大人の腹部側に来るようにします。

2.歯ブラシは鉛筆を持つようにして握り、小刻みに動かすようにします。

前歯を磨く時は唇をめくらず、歯ブラシを持っていない手で、押し上げるようにすると痛がることがありません。

3.歯と歯茎の間は斜めにブラシを当て、小刻みに動かします。力を入れると痛がったり、出血したりするため、軽いタッチで行うようにしましょう。

4.奥歯の溝の部分は歯ブラシを軽く押し付けるようなイメージで、小刻みに動かします。歯ブラシを大きく動かすと、溝に挟まっている食べかすが十分に取れきれず、残ってしまうこともあります。

5.歯間用のデンタルフロスを使って、歯と歯の間の隙間もきれいにしておきましょう。

2歳になると「イヤイヤ期」も重なって、なかなかいうことを聞いてくれないこともあるでしょう。歯を磨くことが気持ちのいいことだと伝え、無理強いしないように仕上げ磨きをするようにしましょう。

親子ともリラックスできる状態で行うことが一番です。

保育園では、歯磨きをテーマにした絵本を読む、口が開く人形を使うなどを歯磨きの前に見せるなどすることで、興味を引くこともあります。

歯に良くない食べ物ってあるの?

歯磨きの習慣は大切ですが、虫歯にしないための食習慣も大切です。

虫歯にしないためにも、食後1時間程度は口の中を空っぽにするようにしましょう。

また、虫歯になりやすい食べ物としてチョコレート、あめ、ジュース、キシリトール入りでないガム、クッキー、ケーキなどが挙げられます。

こうした食べ物は子どもが大好きですが、歯に糖分が残りやすいうえ歯にくっつくこともあります。

食べた後は歯磨きをする、だらだら食べないように注意しましょう。

おやつでも虫歯予防を意識しましょう!

2歳の歯みがき

おやつと聞くと、甘いものやスナック菓子を想像してしまいなるべく与えないようにしている、という方も多いのではないでしょうか。

しかし、「おやつ=お菓子」ではありません。

子どもにとっておやつを取ることは、3食の食事では補いきれなかった栄養を補給してあげる意味も含まれます。

ヨーグルトやチーズ、果物、野菜などは、歯にくっつきにくいため、おやつに取り入れてみるとよいでしょう。

歯磨きも親子で楽しんで

2歳は、歯が生えそろう大事な時期でもありますが、同時に生活習慣を身に付け始める時期でもあります。

きれいに生えそろった歯を虫歯にしないように、食事やおやつの時間を楽しむと同時に歯磨きも親子で一緒に楽しめるようになると良いですね。

※本コーナーは医師、管理栄養士、保育士など各分野の専門家に監修をいただいております。ただし、幼児期の発達・発育状態、心理状態には個人差がございますので、全てのお子様への該当を保証するものではございません。

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