- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
1歳児にピーナッツは危険?いつから食べさせてもいいの?
幼児期の食事で悩んだら…管理栄養士からのアドバイス
ピーナッツは乳幼児には無理に与えなくてもOK
ピーナッツはアレルギー物質の中でも表示が義務付けられている「特定原材料7品目」のうちの一つとして定められています。また、「ピーナッツ」と「落花生」は同じものであるため、表示を確認する際は注意しておくと良いでしょう。
ピーナッツは特に細長い形をしており、幼児の細い器官にはまりやすい形でもあります。誤飲をし、詰まらせてしまうと窒息の恐れもあるため注意が必要です。
また、ピーナッツはミネラルも豊富に含む食品ではありますが、脂質が多く含まれていたり、加工されているものには塩分が多く含まれていたるすることがありますので、消化機能が未発達な赤ちゃんや乳幼児には負担になることがあります。
このように、アレルギーの観点からも飲み込むという観点からも幼児のうちには与えなくても良い食品となります。
3歳以降も与えるときは必ず保護者の目の届くところで少量ずつ与えるようにしましょう。
加工食品・お菓子にも注意しましょう
ピーナッツ(落下生)を含む食品として、ピーナッツバターやピーナッツクリーム、ピーナッツオイルなどは分かりやすいのですが、チョコレートやクッキー、ケーキなどのお菓子類には使用されることが多いため注意が必要です。
ピーナッツのほかにもカシューナッツやごま、くるみなどの種実類もアレルギー特定原材料の準ずるもの(20品目)に含まれますが、ピーナッツがNGだからと言って豆類やナッツ類などのほかの食品まですべて除去する必要はありません。
アレルギーに関して気になることがあれば医師に相談し、除去すべき食品をなるべく少なくし食事を楽しめる環境づくりを行いましょう。
管理栄養士磯村優貴恵 プロフィール
大手ダイエット専門のエステサロンにて、食事指導を通してお客様の体を内側・外側の両面からサポート。 その後、和食やカフェのキッチンスタッフとして約3年間の料理修行を行う。特定保健指導を経て、現在は、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。 資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター
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※本コーナーは医師、管理栄養士、保育士など各分野の専門家に監修をいただいております。ただし、幼児期の発達・発育状態、心理状態には個人差がございますので、全てのお子様への該当を保証するものではございません。
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