- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
幼児期の食事「たらこ」「こんにゃく」は何歳から食べさせていいの?
乳児・幼児期の食事で悩んだら…管理栄養士からのアドバイス
火を通したたらこは、2歳頃から
たらこや明太子は塩分が高いため、離乳食の際はなるべく控えた方が良いでしょう。
幼児食を食べられるようになる2歳ごろからはしっかりと火を通したたらこを少量であればOKです。
ただし、辛子明太子は唐辛子などの香辛料が多く使用されていますので、幼児期であっても控えましょう。
こんにゃくはしっかり噛めるようになってから
ヘルシーなイメージが強いこんにゃくは味の癖もさほどなく、赤ちゃんにも良いのでは?と思われがちですが、こんにゃくを与える際には注意が必要です。
それは「食感」と「のど詰まり」です。
赤ちゃんは生後半年頃から歯が生え始め、徐々に生えそろいます。上下10本ずつ、計20本の歯が生えそろうのは2歳半頃、そして歯並びとかみ合わせが完成するのが3歳半頃です。
かみ合わせが完成することで、「噛んですりつぶす」ということができるようになりますので、大人とほぼ同じかたさの食材を食べられるようになります。
こんにゃくは弾力がある食材ですので、奥歯が生えそろってしっかり噛むことができるようになる2歳以降に始めましょう。その際は切る大きさにも注意が必要です。
うまく噛み切れない食材に関しては噛まずに飲みこんでしまう可能性もあります。その結果としてのど詰まりの原因にもなり得るのです。
直径2~3㎝だと、のど詰まりを起こす可能性もあるので、1㎝以下に小さく切って、柔らかく煮て(加熱して)から与えましょう。
こんにゃくの中でも、しらたき(糸こんにゃく)は直径も小さく1㎝程の短い長さに切ってあげることで食べやすくなります。初めてこんにゃくをあげる際は、短く切ったしらたきから始めましょう。
管理栄養士磯村優貴恵 プロフィール
大手ダイエット専門のエステサロンにて、食事指導を通してお客様の体を内側・外側の両面からサポート。 その後、和食やカフェのキッチンスタッフとして約3年間の料理修行を行う。特定保健指導を経て、現在は、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。 資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター
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※本コーナーは医師、管理栄養士、保育士など各分野の専門家に監修をいただいております。ただし、幼児期の発達・発育状態、心理状態には個人差がございますので、全てのお子様への該当を保証するものではございません。
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