手渡しボランティアツアーinフィリピン 2日目
2日目
2日目はさらに3校の小学校訪問を予定しています。
1日目の興奮も冷めやらぬ中、朝からみんなで準備。
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始めに向かった先は、400名ほどの生徒が通うパーララン小学校。
狭いデコボコ道を下ってココナッツの森を抜けると、美しいビーチが広がっていました。
ビーチ沿いに建てられた小学校の敷地に入ると、多くの子供たちが笑顔で迎えてくれました。
みんなで国家斉唱のあとセレモニーが始まり、小川代表からも子供たちへメッセージを伝えます。
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セレモニーを終えて、みんなで記念写真♪
いよいよグラウンドで靴選び。
学年ごとに並んで順番を待ちます。
礼儀正しく順番を待ち、それぞれ好きな靴をピックアップ♪
みんなこの日を心待ちにしてくれていたそうです。初めて靴を履く子供もたくさん。
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教室の様子。
子供たちに靴が行きわたり、スタッフ一同まずは一安心
全ての作業を終え、次の小学校へ向かう準備
山道をかなり進んだ先に、4校目の訪問先デロ・ロサリオ小学校がありました。
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日曜日で学校がお休みのため、学校近くの集会所にてセレモニー。
フィリピンの地に元来住んでいる原住民の子供たちも通っています。
セレモニーを終え、早速子供たちは靴選び。
一列に並んで順番を待ちます。
子供たちに「カルシウムグミ」をプレゼント
集会所のすぐ近くに、子供たちが住んでいる住宅が広がっています。
集会所の横の小道をさらに上っていくと山の中に小学校(デロ・ロサリオ小学校)が突然あらわれます。
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案内してくれた子がご自宅を案内してくれました。
全ての作業を終えて、みんなとお別れ。
友好を深めるのでお別れするときは寂しいですが、頑張って最後の5校目に向かいます。
いよいよ最後の訪問先、5校目のバゴンシラン小学校に到着!
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日本の国旗とフィリピンの国旗を用意してくれていて、子供たちが笑顔で歓迎してくれました。
500人の生徒に加え、親御さん、先生方も合わせて多くの人たちに出迎えていただきました。
最後のセレモニーが始まり、ピアノ演奏のプレゼント。この女の子は目が不自由で脳の病気ももっていますが、音楽を一回聞いただけで楽譜も見ずに弾くことができる能力をもっているそうで、素晴らしい演奏を聞かせてくれました。
素晴らしい歌のプレゼントもありました。
セレモニーを終え、いよいよ靴選び。その前にみんなで整列しましたが、すごい熱気です。
礼儀正しく自分の番が来るまで笑顔で整列。
みんな自分の好きな靴をもらってニッコリ♪
ここでもみんなにカルシウムグミをプレゼント。配ってくださったジェフ先生が大人気に♪
今回の小学校訪問は、市役所スタッフであるジェフ先生が中心となって
すべての手配と進行役を務めてくださいました。
父兄の方々の笑顔も素敵です
全ての作業を終了し、それぞれオートバイや自転車などで家路に。
みんなとても嬉しそうなのが印象的でした。
訪問を終えて
今回訪問させていただいたのは、「Buenavista(ブエナビスタ)」という日本の旅行ガイドブックにも載っていないような小さな町でした。
平均の所得が低く、貧困にあえぐ市民が多いという状況を事前に伺っていましたが、訪れてみると子供たちがみんな弾けるような飛びっきりの笑顔で、本当に幸せそうなのです。
お金やモノはあまりないかもしれませんが、家族の結びつきが強く、自分の環境の中で幸せだと感じている人が多いそうで、逆に私たちのほうが元気をいただいた気がします。
お金やモノなど物質的なものが溢れていたとしても、本当の幸せはもっと深い精神的なところから湧いてくるものなのかもしれないなぁと、普段の自分を振り返りながら考えさせられました。
一方で、日本の子供たちから預かった靴・服・文房具などを、みんな心から喜んでくれました。靴を初めて履く子供たちも多く、外でしっかり運動できる環境がなかったり、文房具がなくて勉強したくてもできない子供たちもまだたくさんいます。
成長して使われなくなった不必要な靴・服、使わなくなった不必要な文房具などが集まれば、またぜひ必要とする子供たちに届けてあげたいと思います。
できることは限られていますが、その範囲内で少しでも子供たちの成長に関わるサポートができればと思っておりますので、ぜひ皆さまのご協力をお願いできれば幸いです。