どうする進路相談!よくある受験の悩みや親ができる受験のサポートなど
子供の将来を左右するかもしれない高校受験は、親だって子供と同じように進路に関してあれこれ悩んでしまいますよね。
とくに最初のお子さんが受験する場合は、進路相談で先生と何を話せば良いのか、どのように受験をサポートすれば良いのかなど、親も同じように分からないことだらけ。
そこで、中学校で行われる進路相談(三者面談)の前に親子で話し合っておくと良い項目や、親が受験のためにできるサポートなどをまとめてみました。
よくある受験に関する悩みとは
志望校が見つからない
学力はそこそこあり、色々な学校を選べるのに通学したい学校が見つからない。
そんな志望校が見つからないという悩みはかなり多くの子供が抱えています。
そこで、志望校が見つからない場合は、高校に入ってどんなことをやりたいのか、親子で話し合ってみましょう。
将来どんな仕事に就きたいのか、好きなことは何かなどでもOKです。
例えば星を見るのが好きな子供なら、天文部が活動が盛んな学校を選んだり、将来、美大に入りたいなら美術科高校を選んだりなど色々なアプローチがあります。
また今の時代はそれぞれの県などで行われている高等学校再編計画などにより、総合ビジネス科や、グリーン環境科といった時代に合わせた専門学科も増えているので、それらの情報を親子で集めてみてはいかがでしょうか。
受験生なのに勉強にやる気が出ない
これは親にとっても深刻な悩みですが、実は受験生本人もとても悩んでいます。
周りは勉強をたくさんして成績もあがっているのに、自分ばかり置いて行かれた気分になり、ますますやる気が失せてしまう悪循環に陥ってしまいます。
そんな状態の子供に「勉強しないとあなただけ受験に落ちてしまうわよ」などと、脅かしたり叱ったりするのは逆効果です。
心配して怒りたくなる気持ちは分かりますが、勉強をしろと命令するよりも、勉強しやすい環境を整えてあげたり、子供の抱えている悩みを聞いてあげたり、やさしくサポートしてあげましょう。
※環境づくりに関しては後ほど親ができるサポートで詳しく説明します。
どのような勉強をすれば良いのかわからない
いざ受験勉強をしようと思っても、果たしてどのような勉強をすれば良いのか、勉強方法がわからないという子もたくさんいます。
塾に通うことで解決する場合もあるのですが、塾に通うのが苦手だったり、近所に良い塾がないこともあります。
そのような場合はインターネットで通信教育を利用したり、進路相談の際、先生に相談すると良いでしょう。
進路相談前に親子でチェックしておきたいポイント
さて、親子と先生で行う進路相談である三者面談ではどのようなことを話し合えば良いのでしょうか。
進路相談前に入りたい高校を親子であらかじめ話し合っておく
まずは前述したよくある悩みにあるように、子供とあらかじめ入りたい学校について語り合っておくことが大事です。
進路指導で親子の意見が分かれてしまい、先生の前で喧嘩になってしまったというケースも意外とよくあるそうです。
そんなことにならないよう、親子であらかじめしっかり話し合っておきましょう。
入りたい高校がない場合でも、前述したように将来どのようなことをやりたいのか、好きなことや入りたい部活など、ある程度まとめておくことが大切です。
思ってもいない学校を勧められることも考えておく
先生は確実に合格できそうな高校を勧めることが多いので、親子で話し合っていた高校よりも学力が低い高校を勧められることもよくあります。
いきなり自分たちが考えてもいなかった学校を勧められてショックを受けたり、先生と喧嘩をしたりしないように、そういう場合もあることをあらかじめ想定しておくと良いでしょう。
子供がどうしても入りたい志望校がある場合は、以下に書きますが、今の学力で入れそうな併願校を選んでおくと先生も納得してくれるかもしれません。
第一志望の学校を選ぶのと同じように併願の学校をきちんと考えておく
できれば、親子で併願の高校まできちんと考えておくとスムーズに進路相談が進みます。
さらにその私立校の受験日の日程なども把握しておき、スケジュールをきちんと組んで先生に見せれば、もしも第一志望の学校がギリギリのラインだったとしても、併願校によっては、先生も納得し応援してくれるかもしれません。
第一志望の高校がいくら今の学力で入れる高校だったとしても、実際に受験当日に体調が悪くなり実力を発揮できなかったというケースもあります。
そのような場合、偏差値的に入れそうだからという理由だけで併願校を選んでしまうとその後の3年間を、こんなはずじゃなかったと後悔しながら過ごすことになり、その後の進路にも少なからず影響を及ぼす可能性もあります。
そうならないためにも、併願校に入る可能性もあることをしっかり自覚したうえで、第一志望の高校と同じように、やりたいことができるか、環境や校風など、きちんと調べておくことが大切です。
進路相談でも第一志望の高校と同じように併願校に関しても先生の意見をよく聞いておきましょう。
受験前に親ができるサポートとは
高校受験となるとさすがに勉強を教えてあげるのは難しいですが、親ができるサポートはたくさんあります。
勉強しやすい環境を整える
これが一番大切なことかもしれません。
例えば夜、子供が部屋で勉強をしている際、大きな音でテレビを見るのをやめたり、子供が好きなバラエティ番組を見ないようにしたりして、子供の気をそらさないようにしましょう。
また、家族で大声で話したり、別の子を大声で叱ったりするのもなるべくやめて、静かな環境を整えてあげましょう。
とくに弟や妹がいる場合は、受験期間はゲームなどを控えさせたり、時間を決めてやるようにしたり、ルールを決めておきましょう。
他にも、両親の仲が悪いと子供が余計なストレスを抱えてしまうので注意しましょう。
美味しい手料理を作ってあげる
インスタント食品や、外食をなるべく控え、受験で頑張っている子供のために母親の手作り料理で応援してあげましょう。
ただし、胃がもたれるような揚げ物ばかり出したり、いくらお母さんの手作りスイーツが大好きでも、甘いものばかり夜食に出したりしてはダメ。
とくに夜食はシンプルで愛情のこもった野菜スープなど胃に負担がかからない物を作ってあげるようにしましょう。
また、食事の時間はきちんと決めておき、なるべく家族揃って食卓を囲むようにすると良いでしょう。
受験生におすすめの栄養素
受験生の食事にぜひ取り入れたい栄養素の紹介です。
カルシウム
私たちの身体を支えている骨の主成分でもあるカルシウムは不足すると骨に影響が出るとよく言われていますが、他にもカルシウムが不足するとイライラしてしまうこともあるそうです。
イライラすると受験の大切な時期に勉強に集中できなくなってしまいます。
カルシウムには、集中力をアップさせてイライラを抑えてくれる効果もあると言われているので、乳製品や小魚、海草類、大豆などからカルシウムをしっかりとるようにしましょう。
ブドウ糖&ビタミンB1
ブドウ糖は脳の大切なエネルギー源です。さらに糖質をエネルギーとして代謝する際に必要なビタミンB1を一緒に摂りましょう。
どちらかが不足すると疲れが出てしまい、やる気がなくなってしまいます。
そしてブドウ糖はお菓子などの甘いものからとるよりも、精製度の低い穀物(玄米や胚芽米、雑穀米や胚芽パン、全粒粉のパンなど)から摂取する方が血糖値をゆっくりと上げてくれるのでおすすめです。
とくにご飯は腹持ちも良いので朝食はしっかりとご飯を食べるようにしましょう。
ビタミンB1は、牛乳、大豆、納豆、豚肉などに多く含まれているので、朝食に納豆ご飯などはいかがでしょうか。
DHA
正式名称を「ドコサヘキサエン酸」といい、脳や神経組織の機能を高めてくれる働きがあるので、記憶力や判断力をあげてくれる効果が期待できるDHAは、イワシやサバなどの青魚に多く含まれています。
よく声をかけて褒めるようにする
なるべく多くの会話を心がけましょう。その際、どんなささいなことでも良いので子供を褒めてあげるようにすると、子供も自信がつき、それが受験の自信へとつながるかもしれません。
- この記事の先輩ママ:
- ゆか
- プロフィール:
- 東京在住でお出かけ大好き♪ イラスト、ライターのお仕事をしながら、ママたちに役立つ情報を集めています。ママたちの毎日が今よりもっと充実するためのお手伝いができれば嬉しいです!
- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
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