新年度、ママの負担を減らすワンステップを提案!
新年度、できることをひとつ増やそう
新年度がスタートし、新入学や進級で新しい環境にドキドキするのは、子どもたちだけでなく、ママも同じですよね。特に新入学では、PTAのことなど、慣れないことも増えます。
そこでお奨めなのが、子どもにミッションをあたえることです。幼稚園や保育園までのように、なんでもママがするではなく、ひとつお子さまが自分でできることを増やすといった感じです。
大げさなことではなく、朝は一人で歯磨き、お着替えをするなど、今まではママが手伝っていたことを一人でやるようにし、自立につなげるというイメージです。
すでに、これくらいはできているというお子さんなら、連絡帳を自分で確認して、翌日の準備をするというのもお奨めです。もちろん、しばらくはママが最後にこっそりチェックしてあげてくださいね。それでも、一から全部準備をするより、ママの負担はかなり軽減されそうですよ。
さらにワンステップでお手伝い
新1年生や2年生なら、まだまだ自分のことを自分でできるようになるのが目標かもしれませんが、3年生くらいになると、もう少しミッションのレベルを上げてみるのもお奨めです。例えば、家事のなかで、続けられることを任せるのです。それは、夕食の準備でテーブルを拭いて食器を並べることでもいいですし、花壇の水やりでもOKです。とにかく、毎日しなければならないことです。
実際に、こんな話がありました。
あるお子さんが、お料理が大好きでよくお手伝いをしていたことから、朝食のお味噌汁づくりを担当することになったそうです。自分で続けられそうと思い、「家事の中では、何の担当ならやれそう?」と確認して決めたそうで、毎朝、がんばって作っていました。
ところがある日、寝坊してしまい、お味噌汁を作ることができなかったそうです。家族全員、その日はお味噌汁なしの朝食になりました。自分が担当するといったことは、きちんと行わないと困る人がいるということを実感したようで、それからはしっかり早起きし、がんばったそうです。
もちろん、最初はママがお手伝いをしたでしょうし、ママ自身が作ったほうが早いのにと、はらはらドキドキした日もあるとは思いますが、お子さまが担当する責任に気づいて、がんばれたことは素晴らしいと思いました。
さらに、もうひとつ感じたのは、「まだできないだろうから。」と勝手に思い込んで、やらせていないこともあるのかもしれないということです。わが子はどうしても頼りなく感じますが、思っている以上に成長しているかもしれません。
新年度でひとつお兄ちゃん、お姉ちゃんになったという自信につながるよう、応援する気持ちでミッションを与えるのはいかがでしょうか。多少の失敗は目をつむりながら。
- この記事の先輩ママ:
- ゆり
- プロフィール:
- ロハスジャーナリスト・ブランド研究家・フリーアナウンサー。大学在学中にスカウトされたのをきっかけに、朝の情報番組のキャスターとしてデビュー。その後、関西を中心にテレビ、ラジオ、舞台など幅広く活躍。現在は、1児のママとして子育てと向き合いながら、アルチザン(芸術家的職人)の職人技のすばらしさを伝えていくためにライター・ブランド研究家として活動中。
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