連載:年間行事のお役立ち情報
今回のテーマ
夏場のお弁当に要注意!食材を痛ませないための簡単テクニック
これからの季節、お花見をはじめとして、ピクニックや遠足など、お弁当を持ってお出かけする機会がぐっと増えてくると思います。
夏に比べてまだまだ気温は低いものの、気をつけたいのが「食材の傷み」です。
せっかく作ったお弁当でもいざ食べようと思ったら、食材が傷んでいる!
食べたらおなかを壊した・・・なんてことになってはせっかくの楽しい時間が台無しです!
そこで今回はお弁当を作る際に気をつけたいこと、食材の傷みを減らす方法をお伝えします。
食材が傷む原因
1)加熱が不十分
2)水分が多い
3)温度が高いまま保存されている
食材が傷んだり、おなかが痛くなったりする原因となるのが「菌の繁殖」です。
菌は10℃以上で繁殖がしやすくなり、30~40℃くらいでさらに湿気が多い場所で最もよく繁殖します。
お弁当を守るポイント
1)食材は必ず中まで火を通しましょう
食中毒の原因となる菌は色々ありますが、多くの菌は75度以上で1分以上加熱することでほとんど死滅するといわれています!
・茹でる・・・沸騰したお湯で中まで温まるようにしましょう。
・焼く・・・ハンバーグや生姜焼き、焼き魚などはしっかり中まで火を通しましょう。
2)水気の多いおかずは避けましょう
適度な湿気は菌が増えるのに最適な条件です。お弁当のおかずにお浸しや煮物(煮汁の多いもの)は避けましょう
もし入れるのであれば、水気をしっかり切りましょう。
3)お弁当が完成したら、しっかりと冷ましてから蓋をしましょう
細菌は30~40℃、つまり、私たちの体温に近い温度で最もよく繁殖します。そのため、完成したお弁当は必ず冷えてから蓋をしましょう。
お弁当にオススメの食材
お弁当の温度管理も大切ですが、食材選びも一工夫することでさらに安心・安全なお弁当になります!
漬物(酢)
多くの漬物に使われている調味料のひとつが「お酢」です。お酢には殺菌作用や抗菌作用があるので、お弁当にはオススメです。
漬物をそのまま入れると臭いが気になる!
そんな時は、細かく刻んでごはんに混ぜると臭いも気にならず、彩りも良くなり一石二鳥です!
もちろん、梅干を一粒添えるというのもOKです。
生姜
生姜もお酢と同じように抗菌作用があります。いつものお弁当に生姜の甘酢漬けを添えたり、炒め物にちょっと加えたりと簡単に取り入れることが可能です!
ごはんを炊くときに、細かく刻んだ生姜を一緒に炊き込むのもオススメです。
そのまま食べられる冷凍食材
冷凍の枝豆などの自然解凍でそのまま食べられる食材は、凍った状態でお弁当に入れると、食べる頃にはちょうど溶けているだけでなく、お弁当の中で小さな保冷剤の役割をしてくれます。美味しいく色がきれいなだけでなく、衛生面にも一役買ってくれる優秀食材ですね!
いかがでしたか?
一見、難しそうに見えるお弁当の食中毒対策も実はお手軽にできることばかり。
上手に食中毒対策をして、美味しいお弁当で楽しい春のひと時を過ごしましょう♪
- この記事の先輩ママ:
- ゆか
- プロフィール:
- 東京在住でお出かけ大好き♪ イラスト、ライターのお仕事をしながら、ママたちに役立つ情報を集めています。ママたちの毎日が今よりもっと充実するためのお手伝いができれば嬉しいです!
- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
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