ドラえもんから考えた視点:身長を伸ばそう!スクスクのっぽくん通信簿
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スクスクのっぽくん通信簿

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【スクスクのっぽくん通信簿】vol.238/現在の読者数7,980人
スクスクのっぽくん通信簿
1時間目
担任のつぶやき
「ドラえもんの最終回で泣けるか」
2時間目
秋山先生の♪栄養マメ知識
「旬の食材」
~たけのこ~
3時間目
お子様の成長に役立つ!
「のっぽくんQ&A」
「夫婦喧嘩は、子供の成長を妨げる!?」
4時間目
プロフェッショナルに聞く!
“生きる力”の育て方
「トップアスリート・池田久美子」
第6回~食生活に苦労した時期を乗り越えて~
「ドラえもんの最終回で泣けるか」 ゲストさん、こんにちは!
スクスクのっぽくんです。

最近、同僚とこんな話題で盛り上がりました。

私の同僚は、小さい頃にドラえもんが未来に帰っていく最終回を見て、感動して泣いたそうなのですが、20歳前後になって読んだときは、「何でこんなことに感動していたんだろう」と全く感動できなかったそうです。

ところが、それから20年近く経った今、改めてそれを読んでみると、泣けるんだそうです。
(それを真剣に話す同僚の姿は笑えましたが。。)

歳を取って涙もろくなったということもあると思いますが、同僚いわく、いろいろな経験を経たり、周りの環境が変わることによって、自分の“視点”が変わったからだといいます。

変な意地やプライドのようなものが取れてシンプルに考えられるようになると、ドラえもんの気持ちを慮り、ジャイアンに立ち向かうのび太くんの健気な姿に胸打たれる“視点”が生まれるのかもしれません。

省みると、当たり前に思えていたことがそうではなくなったり、苦しかったことがそうでなくなったりした経験がありますが、それらも、ふとしたことで“視点”を変えることができたからだと思います。

“視点”を変えることは、客観性を持たなければできませんので、自分の生き方を少し深めてくれる作業なのかもしれません。

いまある現状を当たり前だと思ってしまうと、なかなか新しい“視点”を見つけることができませんが、いろいろな角度から物事を見れるよう、普段の生活から意識することが大切のような気がします。

擦れている私は、まだドラえもんの最終回では泣けませんが、ふとした会話から、同僚に新たな“視点”をもらいました。

スクスクのっぽくん 担任より
「旬の食材」~たけのこ~ 春が旬の野菜に「たけのこ」があります。「たけのこ」って不思議な食品だと思いませんか?

「竹の子」とも書きますが、そのまま収穫せずに放置しておくと、木と同じように建築物にも使われる竹になりますよね。また竹は、陶器のように、昔は水を入れる道具やひしゃくなどのような、生活の道具にもなっていました。

竹は、もともとは食べることができたものとは思えないほど、硬くて頑丈ですよね。それは、たけのこ自体もそうですが、繊維がしっかりしているからだと思います。

野菜や果物に多く含まれるのが食物繊維です。食物繊維には、水溶性と不溶性があり、たけのこには、不溶性の食物繊維が多く含まれていて、便量を増やして蠕動運動を活発にし、便秘の改善、大腸がん予防に役立ちます。また、コレステロールなどたくさん体に取り込んでしまうと、生活習慣病の原因になってしまう可能性のある成分は、繊維でからめて外に便としては排泄してくれる機能もあります。

たけのこは、掘り出した直後では、ほんのり甘みすら感じるそうです。しかし、時間が経つにつれて「えぐみ」が増えてきます。このえぐみ成分はシュウ酸というもので、ほうれん草にも含まれている成分です。このシュウ酸は、結石ができやすい人がとりすぎると、結石の原因になるので、控えたほうが無難かもしれません。

その「えぐみ成分」をなるべく出さないためには、早めにゆでてしまうことがポイントです。また、たけのこを茹でるときにぬかを使いますが、それはえぐみをとるために使います。

茹でたたけのこを切ると、白い塊のようなものが付着していますよね。あの白いものは、旨み成分でもある「チロシン」という物質です。このチロシンは、ホルモンの生成を活発にし、老化防止にも効果がある物質なので、なるべく洗い流さずに、摂取したいものですね。

秋山里美プロフィール
管理栄養士 病態栄養専門師
数々の著書を執筆し、現在もセミナーや講演などで活躍中!

■ひとこと!
だんだん温かくなってきましたね。天気のいい日に、たけのこの炊き込みご飯をおにぎりにして、竹の皮で包んで、外で食べたらおいしいでしょうね。
「夫婦喧嘩は、子供の成長を妨げる!?」 いつも夫婦喧嘩をしていると、子どもは情緒不安定になり、成長ホルモンの分泌が悪くなります。

また、両親が争っている姿を見ていると、子どもは身の危険を感じ、本能的に早く大人になろうとします。

早く大人になると、早く骨が固まってしまい、身長は伸びなくなるといわれています。

精神的に安定した状態であることが、子供が成長するための大きな条件でもありますので、子供の前での夫婦喧嘩は、なるべく避けるようにして下さい。

その前に、自分自身を省みて、お互いを思いやれるようになれれば理想的ですね!

日本の女子の陸上界を一手に背負って立つほどの注目を集める選手がいる。池田久美子さんだ。最近はしばしば、彼女にまつわる情報を様々なメディアを通じて目にしたり、耳にしたりする。彼女はどのようにして成長してきたのか。

今回は忙しい中で時間を作ってくださった池田さんのお話を紹介します。

池田久美子さんプロフィール
1981年 山形県生まれ
1993年 酒田第三中学校に入学。中学1年生から全日本中学選手権の走り幅跳びで3連覇を果たす
1996年 日本大学山形高校に入学。そのご仙台育英高校に転校
1999年 福島大学に入学。
2001年 世界ジュニア選手権の走り幅跳びで第3位に輝く。
2003年 スズキ株式会社に入社。陸上競技部に所属する。
2006年 国際グランプリ陸上大阪大会2006で6m86cmという日本記録を樹立。

今年の夏に開かれる北京オリンピックでの活躍が期待されている。

「食生活に苦労した時期を乗り越えて」 中学を卒業した池田さんは、一人暮らしを始めた。高校に通うためだ。ちょうどその時期から体重が増えていった。

「当時はメチャメチャ食べてましたね。一日に十食ぐらい。朝昼晩の三食を食べて、その合間にお菓子やら菓子パンやら…」

それには理由がある。一人暮らしを高校1年生、15歳の若さで始めたのだ。当時はわからないことだらけ。それでも、洗濯から炊事までをすべて自分ひとりでやらなければならなかった。また、ちょうどその年はアトランタオリンピックが開かれる年だったことも災いした。走り幅跳びの天才少女としてマスコミの取材を受けることもあった池田さんには、オリンピックに出て当然だというプレッシャーが周囲から降りかかってくる。そのため、池田さんはストレスや不安を感じるようになっていった。

「自分の不安な気持ちを抑えるために、どうしよう、どうしよう、安心させなきゃ、と思って…」

食べ物を口にすればするほど、体重は増えていく。体重が増えれば、走り幅跳びをする上でのハンディとなる。だから、お菓子などを口にする際には、当然ながら罪悪感を覚えるのだが、食べたときに「おいしい」と感じることが、自分を安心させてくれる一番の方法だったという。実際に高校時代は、周囲の期待とは逆に、それほどの成長を果たすことは出来なかった。


高校を卒業すると、今でも池田さんにとってのトレーニングの拠点となっている福島大学へ進む。

そこで、転機が訪れた。

池田さんが大学1年生のときのことだ。あと5cmほど遠くに跳べば “世界ジュニア”という大会に出場できるのに、あと5cmという距離を跳ぶことが池田さんにとっては大きな壁となって立ちはだかった。そのためにトレーニングを積むのだが、思うような結果が残せなかった。

「練習はずっとしていたので、他にやれることはなんだろうと考えたときに、自分の体を見て、コレじゃあダメだろうな、って気づいて…。とりあえず痩せよう、と」

まずは、間食をやめた。続いて、朝食と昼食の量についてはそれほど制限しないかわりに夕食の量は減らすことに決めた。さらに、寝る前にストレッチや整理体操もするようになった。そして、そうやって自分の決めたことを紙に書いて、自分の部屋やトイレなどのいたるところに貼り付けて、自分を律していったのだ。


「あと5cmっていうのは、そんなに遠くないじゃないですか? それで『やろう』っていう決心がつきましたね」

そこからの活躍ぶりは多くの人が知るところだ。次回は、池田さんが自分を律して、コツコツとトレーニングを積むことが出来ているのは何故なのかについての話に移ろう。

~続く~

(文・三村祐輔)

発行人:スクスクのっぽくん
(運営:有限会社ルーティ)
鎌田貴俊
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