携帯と子どもの睡眠:身長を伸ばそう!スクスクのっぽくん通信簿

スクスクのっぽくん通信簿

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【スクスクのっぽくん通信簿】vol.285/現在の読者数9,528人
スクスクのっぽくん通信簿
1時間目
睡眠改善士のつぶやき
携帯と子どもの睡眠
2時間目
秋山先生の♪栄養マメ知識
みなさまの質問にお答えします!
Q:好き嫌いが多くて困ってます
3時間目
お子様の成長に役立つ!
「のっぽくんQ&A」
姿勢が悪いと身長の伸びも悪くなるのですか?
4時間目
プロフェッショナルに聞く!
“生きる力”の育て方
グラフィックデザイナー長友啓典さん:最終回
伝え続けることの大切さ
「携帯と子どもの睡眠」 ゲストさん、こんにちは!
スクスクのっぽくんです。


Photo By Johan Larsson
先日、新聞で、中高生が「携帯漬け」になっているという記事を目にしました。

文部科学省の全国調査の結果だそうですが、それによると、中学2年で1日あたりのメールの送受信件数が多いほど就寝時間が遅くなる傾向が明らかとなっています。

また、ある高校の調査では、4割近くの生徒が「昼はだるく調子が出てくるのは夕方から」と答え、パソコンや携帯電話を1日2時間以上使用する生徒が約3割、睡眠時間が5時間に満たない生徒が4割にも及び、やはり携帯電話の長時間使用が原因で生徒達の生活習慣が乱れ、学校生活に身が入らなくなっているのではないかとしています。

私達は、携帯版スクスクのっぽくんでもご質問をお受けていますが、確かに時々、中学生・高校生くらいかなと思われる方から深夜にお問合せをいただいたりすることもあり、携帯電話使用による子ども達の生活習慣の乱れを以前から心配していました。

身長が伸びる可能性や、心身の健やかな成長の観点からは、携帯電話の使用によって子ども達の就寝時間が遅くなり睡眠時間が短くなることは、非常に問題です。

成長ホルモンのゴールデンタイムは睡眠に入ってすぐの22時~翌2時ぐらいと言われていますが、あくまでもその時間にはもう眠っていることが前提なのです。

また、暗くなると分泌されるメラトニンという体内時計や成長にも関わる重要なホルモンは、携帯電話のディスプレイの光を浴びることによっても抑制されてしまいますので、就寝前はなるべく見ない方がよいとされているのです。

インターネットや携帯電話は、非常に便利ですし、今や情報を得るのには無くてはならないものだと思います。しかし、それが子ども達の睡眠時間を削り、成長の邪魔をしてしまっているのは喜べないことです。

インターネットや携帯電話の使用は個人の自由ですし、インターネットはもともと自由な情報のやりとりができるという利点があるものですので、規制をかけることなどについては様々な議論があり、デリケートな問題だと思います。

しかし、日本のこれからを担う子ども達の睡眠や成長のことを思うと、やはり何か考えていかなければならないところまできてるのかなと記事を読んで思いました。

睡眠改善インストラクター 鈴木伸彦

睡眠改善士 鈴木伸彦プロフィール
日本睡眠改善協議会認定 睡眠改善インストラクター
早稲田大学商学部卒業。大手寝具メーカーで企画に携わった後、睡眠改善インストラクターの資格を取得。現在、特に子どもの睡眠改善を目的に活動中。
スクスクのっぽくんでは、赤ちゃんから高校生まで、子どもたちの成長をサポートしています。 睡眠・栄養・運動・その他、お子様の成長に関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい

みなさまの質問にお答えします! Q:好き嫌いが多くて困ってます。どうしたら食べてくれるようになりますか? A:自然に食べられるようサポートしてあげましょう。
いつも、今回のようなご質問をいただくたびに悩みます。

好き嫌いがあることは、悪いことでしょうか? 誰もが、同じ食材を食べられるということは、そんなに必要なことでしょうか?
「好き嫌いをなくす」というのは、できればそうしたほうがいいが、決してそうしなければいけないことではないと思います。

自然に食べられるようになるのを、サポートするぐらいのほうが、お母さまもお子さんも気持ちが楽でいられるのではないでしょうか。

私たちの舌には、「味らい」 というブツブツした物がついています。
この味らいで、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」を感じています。

例えば、体に毒物は入ってきたとします。
その今まで食べたことのない味に危険性を感じて吐き出す、そんな防御反応が私たちの体には組み込まれています。

特に毒物に多い「苦味」や腐ったものにある「酸味」には、命の危険性もあるので、要注意な味でもあります。

まだ味覚の経験が少ないお子さんにとって、危険性が高いこの「苦味」や「酸味」を避けようとするのは、自然な防衛反応なのかもしれません。

これらの「苦味」や「酸味」は、大人になっていくとだんだん好んで食べる味にもなってきます。
それは、「この苦味は大丈夫」 と体が認識したからでしょう。
「慣れた」ということです。

今、お子さんに好き嫌いがあっても、どんどん味の経験をさせるために、その食材を食卓に出すようにしてください。
子どもが食べないからといって、食卓に登場しなければ、味に慣れる機会がもっと減ってしまいます

次回も、好き嫌いについて書かせていただこうと思います。

秋山里美プロフィール
管理栄養士 病態栄養専門師
数々の著書を執筆し、現在もセミナーや講演などで活躍中!

■ひとこと!
2月、3月は確定申告の時期ですね。わたしも昨日やっと終わりました。試験が終わった学生さんの気分です。
「姿勢が悪いと身長の伸びも悪くなるのですか?」 前かがみの姿勢は、心臓や肺、脈管などを圧迫して、血液やリンパ液の流れを妨げます。さらに消化器系の内臓器官にも影響を及ぼし、消化・吸収が正常に行われないことにもつながってしまいます。姿勢の悪さは長い目で見て、結果的に身長の伸びの妨げになることは明らかです。

普段から正しい姿勢を身につけていくことが、身長を伸ばす第一歩といっても過言ではないでしょう。 実際に、日々の姿勢に気をつけて改善していくことで、身長の伸びが良くなったという方はたくさんいらっしゃいます。

また、姿勢が悪い状態は、それだけで身長を低くしてしまっている原因になります。猫背などの姿勢の悪さを改善するだけでも、湾曲していた分だけ、身長は何センチか戻ります。さらに、身長は同じでも、姿勢が良い人のほうが、実際よりも身長が高く感じられる傾向があります。

身長に関してだけでもこれだけメリットが考えられるのですが、他にも学力や運動、さらには精神力にも関わってくるという報告もありますので、日ごろ心がけて姿勢を良くするようにしましょう。


古くは雑誌「平凡パンチ」「流行通信」から「ソトコト」まで。数多くの雑誌や書籍などを、デザインのフィールドから牽引してきたグラフィックデザイナーの長友啓典さん。
デザイナー歴50年という時間の中で、長友さんが見てきたもの、感じてきたものは、子供にも大人にもあてはまる、楽しく生きるヒントがたくさんつまっていました。

長友啓典さんプロフィール
1939年大阪生まれ。1964年桑沢デザイン研究所卒業後、日本デザインセンターを経て、1969年にイラストレーターの黒田征太郎氏と「K2」を設立。雑誌、書籍、各種広告、企業CI、及びイベント会場構成のアートディレクションを手がけるほか、多数の小説に挿絵、エッセイ連載など、ジャンルを問わず幅広い分野で活躍中。日本工学院専門学校グラフィックデザイン科顧問、東京造形大学客員教授。『クリネタ』編集長、月刊『スッカラ』編集長。

「伝え続けることの大切さ」 最後に、スクスクのっぽくんをご覧の方達にメッセージをお願いします。

長友啓典

子供のためにできることは何なのか? 
それを一生懸命考えたら、とにかく子供に言い続けること、伝え続けること、でしょうか。口で言うのは簡単だけど、実際はすごく難しいことだと思うんです。
子供は大人の言うことってなかなか聞いてくれませんし、体力もいりますしね。でも、何度も繰り返して言うことで、子供の体には自然と染み込んでいくはず。だから諦めないで続けてほしいと思います。
また、ホームランなんてなかなか打てないんだから、完璧な子育てを目指すよりも、ヒットで喜べるような心の余裕を持つのも大切かな。
お母さんも子供の頃の感受性を思い出して、その気持ちをくみ取りながら、いろいろな面白いこと楽しいことを教えてあげてください。
ご自分が心から感じられたことなら、きっと子供にも伝わるはずです。」


発行人:スクスクのっぽくん
(運営:有限会社ルーティ)
鎌田貴俊
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