早川和生さんプロフィール
1951年、愛知県生まれ。 1974年、千葉大学を卒業し、 ハワイ大学大学院で修士課程修了。 1980年、近畿大学の助手になる。 1994年に大阪大学教授に就任。 双子老人の比較から、生活習慣病などの予防的研究を行っている。
「一卵性の双子が別々に育ったら?」
- のっぽくん
- 双子に限らず、子供のときにいろんな要因で遺伝子がオン・オフになり、本来の身長の伸びる能力が最大限に発揮されず、ある程度しか伸びないという可能性はありますか?
- 早川先生
「ありえますね。ただし、遺伝子のオン・オフに何が影響しているかということは、今の段階ではわかっていません。今わかっているのは、そういう現象があるということだけ。今世界中でものすごいスピードで研究が行われています」
- のっぽくん
- これまでに一卵性の双子が別々に違う環境で育ち、それを比較した研究はありましたか?
- 早川先生
「日本では昔、双子が生まれると1人を養子に出すという風習がありました。戦前には、日本には別々に育った双子が結構いたんです。一方アメリカやヨーロッパは、今も昔も、同じ家で育てる文化。つまり、この研究のデータをそろえられるのは日本だけと言えます」
- のっぽくん
- これからその研究を始める予定はありますか?
- 早川先生
「現在、ある一卵性の双子が、1人は日本に住んでいるのに対して、1人は海外に住んでいます。文化が違うところで住んだら、どんな差が出るのか。個人的にはすごく興味を持っています。示唆に富んだ結果が出てくるのではないでしょうか」
インタビュー目次
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