お母さんは、演奏中に子どもに話しかけてあげて(青島広志先生):スクスクのっぽくん
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プロに聞く! 青島広志プロフィール

1955年生まれ。東京芸術大学大学院作曲科を首席で修了。 作曲家として数多くの作品を残すほか、指揮、演出、ピアノ演奏などの分野でも活躍。イラストレーターとしても、音楽書の表紙や挿絵など多くの作品を手がける。テレビでは「世界一受けたい授業」などに講師として出演している。

「まずはファミリーコンサート」

のっぽくん
クラシックコンサートというと、格式が高いイメージがあります。
子どもに“生の演奏”を聴かせてあげたいと思っていても、なかなか聴きに行けないのですが。
青島先生

「それなら、まずはファミリーコンサートのような、親子向けの演奏会に行かれたらいかがでしょうか。私は、子ども向けのファミリーコンサートなどはシンとして聴くものではないと思っています。むしろ、お母さんは常にお子さんの横で曲や舞台の解説をしてあげてほしい。子どもは黙って聴いていることが難しいので、常に話しかけてあげることが必要です。『ほら今王子が出てきた!』『今怪獣と戦っているよ。どっちが勝ってる?』など。ぜひ舞台を見ながらお子さんに話しかけてあげて下さい。『衣装が綺麗ね』でもいいと思います。」

青島広志先生
のっぽくん
演奏中に話しても良いとは目からウロコです! くしゃみや咳をするのもダメなんだと思っていました(笑)。 では、最初はどんな曲を聴きに行けばよいのでしょうか。
青島先生

「いきなり本格的なクラシックを聴かせるよりは、まずは物語があるものや視覚に訴えるような公演がよいと思います。例えば、オペラやミュージカルやバレエ。お芝居と歌と踊りがあって、衣装や舞台装置もある。見どころがたくさんあるので、子どもも楽しめると思いますよ。 具体的には、オペラであれば『ヘンゼルとグレーテル』、またバレエであれば『白鳥の湖』などがおススメです。」

のっぽくん
子どももよく知っている物語なら、事前に絵本などでストーリーを確認しておけますし、親子で気軽に楽しめそうですね。

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