俵万智プロフィール
早稲田大学卒業後、国語教諭として高校に勤務。1987年に第一歌集『サラダ記念日』を出版、大ベストセラーになる。2003年に男児を出産。『プーさんの鼻』、『たんぽぽの日々』、『かーかん、はあい』など、子育ての日々を綴った歌集やエッセイは、多くの母親たちの共感を集めている。
「遊びの中で、好奇心の芽を伸ばしてあげる その2」
- のっぽくん
- 息子さんが幼稚園の頃、ポケモンゲームをするために足し算・引き算を一緒に覚えたそうですね。(注:ゲームをするには20+30=50とか、110-30=80ぐらいの計算力が必要。)小学校入学前では難しくなかったですか?
- 俵さん
私も幼稚園児には難しいかなと思ったのですが、ゲームをやりたいという息子の熱意はすごくて、「教えて! どうすればいいの!」と迫ってくるので、私も腹をすえて一緒にがんばりました(笑)。子どもって興味を持ったことにはすごい集中力を発揮するんですよね。数ヶ月ほどでゲームをマスターできました。
- のっぽくん
- どんな方法で足し算・引き算を覚えたんですか?
- 俵さん
家で練習する以外に、タクシーに乗った時にもよく練習しましたね。80円ずつメーターが上がるのを利用して、ゲーム感覚で足し算をするんです。次にメーターが上がるまでの間に“660円+80円”というふうに問題を出すんですけれど、時間制限があるからドキドキ感があって、結構おもしろいんですよ。
- のっぽくん
- 目の前で正解が出るから熱くなりそうですね。
学校で“勉強”として習うと構えてしまう算数も、こんな風に遊びの中で身に付けられたら楽しいですよね。俵さんのお話を伺う中で、息子さんが興味を持ったことを様々な“遊び”を通して自然に伸ばしてあげている様子が印象的でした!
インタビュー目次
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