伊藤みきさんプロフィール

やるならとことん

のっぽくん

小２のときに初めてモーグルのキャンプに参加したということですが、自分がモーグルが得意だと感じ始めたのはいつですか？

伊藤さん

それについては２歳上のお姉ちゃんの存在が大きいですね。自分の方がお姉ちゃんよりうまいと思っているのに、草大会に出たら負けてしまう。『なんでやろ？』ってずっと思っていました

のっぽくん

お姉ちゃんを常に追いかけているような？

伊藤さん

そう！　２歳上だと絶妙なんですよね。公式の大会には年齢制限があるんですが、姉は出られるのに、私は出られない。『なんでなん、むかつくな～』って思って、それがいい刺激になっていました（笑）

のっぽくん

両親はモーグルに対して、どういうスタンスだったんですか？

伊藤さん

両親は『やるんやったら、とことんやりなさい』っていう考え方で、すぐ辞めることだけはダメだと。自分で決めたんやったら、ちゃんとやりなさいって

のっぽくん

練習をさぼったことはあった？

伊藤さん

幼稚園の頃、スキーの練習が嫌いだったんですよ。だから、夜に家族でスキーへ出発するときに、おばあちゃんの横で寝たふりをしたり（笑）。それで何回かスキーに行くのをさぼったことがありました

のっぽくん

自分だけ家に残って、みんなはスキーへ？

伊藤さん

そうです。次の日、自分だけのゆっくりとした時間が流れるっていう……。でも、帰って来た家族から『あー楽しかったぁー』と言われるのが、だんだん悔しくなって。車の中でお菓子を食べながらアンパンマンやムーミンを見るのが楽しくなって、必ずついて行くようになりました

のっぽくん

どれくらいのペースで行っていたんですか？

伊藤さん

シーズン中は、ほぼ毎週です

のっぽくん

え～、それはすごい。

伊藤さん

両親は体育の先生で部活もやっているので、どちらかが部活があるときは、空いている方が子供をスキー場に連れて行くという感じでした

のっぽくん

やるならとことんやれと言われたのは何年生くらいのとき？

伊藤さん

小学校３年生くらいのときです。自分で決めたことは絶対に辞めるなというのはスキー以外のことでも同じで、私はピアノを小学校１年生から習い始めたんですけども、結局、高校３年生のときまで通ったんですよ。スキーの練習もあるので面倒くさいなあと思うときもありましたが、もう行くのが仕事のような感じになっていました（笑）