明橋大二プロフィール
1959年大阪府生まれ。京都大学医学部を卒業後、公立病院への勤務を経て、現在真生会富山病院心療内科部長。専門は精神病理学、児童思春期精神医療。また小学校スクールカウンセラーや児童相談所嘱託医としても活躍。NPO法人「子どもの権利支援センターぱれっと」での診療のかたわら、年100回以上の講演活動と執筆活動も行なう。
子どもたちの想像力や感受性が自然と身につくような環境作りを
- のっぽくん
- そのようなフォローがあって、ようやく子どもにとっても、ママやパパにとっても幸せな家庭が築けるわけですからね。
- 明橋さん
- 「あと大切なのは、心のゆとりですよね。たとえば、新鮮な野菜や魚を買ってきて素材そのものの味を楽しんだり、音楽や芸術に触れる時間を少しだけ作ってみたり、たったそれだけのことでいいんです。それがきっかけとなって心のゆとりさえ持つことができれば、生活は驚くほど豊かになっていくはずですから。そのような環境さえあれば、高級なものや値段が高いものを揃えなくても、子どもの情緒や感性を十分に育てることもできますからね。」
- のっぽくん
- そもそも、先生はとても音楽好きなんですよね。
- 明橋さん
「やはりいい曲を聴いていると、それだけで幸せな気持ちになるんですよね(笑)。そのような趣味が高じて、実は先日、「家族でこれを聴いて幸せな気持ちになって欲しい」という想いをこめた、子どものためのクラシック音楽CDも監修したんです。クラシック音楽というのは、時代を超えて聞きつがれている名曲ばかりですよね。そういう「本物」の作品に直面すると、たとえ何百年前の曲であってもものすごく感動してしまいますし、人生を豊かにしてくれる気がするんです。アイドルのヒットソングももちろん素敵です。でも、たまには本物のカルチャーを家族全員で触れてみたりしながら、子どもたちの想像力や感受性が自然と身につくような環境作りを心がけていただければ、と思っています。」
温かい文章とイラストで育児の大切なエッセンスを伝える『子育てハッピーアドバイス』の著者であり、自他ともに認める音楽通の明橋大二先生が監修・選曲を手がけた、クラシック・コンピレーションCD。「おはようクラシック」と「おやすみクラシック」の2枚組、全36曲は一流の演奏家たちが奏でる名曲ばかりを収録しており、食事のBGMに、寝かしつけに、パパ・ママのリラックスタイムにと、さまざまな子育てのシーンに合わせて親子で一緒に楽しめる。幼少期の多感な時期に音感を育て、豊かな感性を育み、親子の日常を一層豊かなものにしてくれる。
インタビュー目次
おすすめインタビューBEST5
-
サッカーワールドカップ日本代表 福西崇史さん
スポーツだったら、姿勢だったり、体幹だったり。何にしても基本が大事。
-
杉山愛さんの母・杉山芙沙子さん
コミュニケーションとは、人の空気を読んだり、観察をしたり、判断したりする力が必要になってきますよね。
-
10代目体操のお兄さん・佐藤弘道さん
遊び心を忘れない大人になって欲しいです。子どもが男の子だから…
-
サッカー日本女子代表・宮間あやさん
日々サッカーを楽しめたらいいなと思ってやっています。
-
天才セッター・中田久美さん
小さい頃にバランスの取れた食生活をすることが、アスリートにとって非常に重要だと思います。