田中雅美プロフィール
1979年北海道生まれ。競泳平泳ぎの日本代表として、アトランタ、シドニー、アテネと3度のオリンピックに出場し、日本競泳界の中心選手として活躍。シドニーオリンピック400メートルメドレーリレーにおいて銅メダルを獲得。アテネオリンピック出場後に現役引退を発表。現在は、スポーツコメンテーターとして活躍中。
可能性をあきらめて、後悔したくない
- のっぽくん
- ーその後田中さんは、中学の卒業と共に地元の北海道から都内の高校に入学されたんですよね。
- 田中さん
- 「中学3年のときに通っていたスイミングクラブから「より環境が整ったところでやらないか?」という話をいただいて。そこで、系列の都内のクラブに移籍したんです。その際に、クラブとつながりが深い高校にも入学を決めて。住む場所も、高校の3年間は学校の水泳部の監督のご実家に下宿をさせていただきました。本当はその高校では「自宅から学校に通える範囲に住む生徒である」という規則があったんですが、学校が「がんばっている生徒をサポートしたい」と協力してくださって。そこで、監督さんが私を預かってくださったんですよね。」
高校生時代の田中雅美さん
- のっぽくん
- ー生活環境が急に変わって、苦労もあったのではないでしょうか。
- 田中さん
- 「東京に行くことを決めたのは14歳の頃だったんですが、さすがにそのときは迷いました。そのとき母からは「チャンスがあるなら、挑戦すればいい」と言われて。一方、父は「高校を卒業するまでは、自宅から通えるところがいいんじゃないか」という意見だったんです。でも、最終的には2人から「自分の道だから、自分で決めなさい」と。それで、当時のコーチや友達に相談して、「先に諦めて後悔をするより、可能性を信じて前に進んだほうがいい」と想いを決めて。そのことを両親に話をしたら、2人とも「全面的に応援するから」と言ってくれました。親が公務員だったので、経済的にも厳しい部分があったと思うんですけど、それでも応援すると言ってくれたのは本当にうれしかったです。」
インタビュー目次
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