心理学者・和田秀樹さん・体操をはじめたきっかけ:スクスクのっぽくん
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プロに聞く! 和田秀樹プロフィール

1960年大阪府生まれ。85年東京大学医学部卒業。 現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。教育者としても精力的に活躍し、代表を務める緑鐡受験指導ゼミナールは毎年東大合格者を輩出。和田塾緑鐡舎塾長も務める。またママ世代の必読の『「頑張れる子」の育て方』(学研)をはじめ幅広い分野で著作を執筆している。

どうしても受験に合格しなければいけない理由とは!?

のっぽくん
ーー勉強を通じて、自分に対する自信と心の強さを獲得していった、と。
和田さん
「その後、通っていた塾で1番になったので、私立トップ中学校である灘中学校に年間20人もの合格者を出す進学塾に移ることになったんです。加えて、ちょうど同じ6年生の頃、住んでいた借家から社宅へまた引っ越しをすることになって。

新居から川を挟んで隣の街に入ると、関西でも有名な公立の小学校があるんですが、たぶん両親は僕がそこに通えるだろうと考えて引っ越しを決めたと思うんです。しかし、実際は、新しい家から越境してその学校に行くことは難しく、結果的に地元の学校に通うことになってしまって……。しかも、その小学校というのがものすごくガラ悪い。

さらに、そこの小学生たちが入学する中学校は、当時神戸市内で3本の指に入るほどの悪い学校で(笑)。聞けば「男子生徒が成績上位に入ると、必ず周りから袋だたきにされる」という話があったり、もうめちゃくちゃだったんです。」
和田さん
のっぽくん
ーー自ら好んで「行ってみたい!」と思う環境ではないですね(笑)。
和田さん
「いくら勉強ができるからと言っても、女の子には手を出すことはなかったようなんですが、男である僕としては恐怖以外の何ものでもありません。灘中を受験することは以前から決めていたことではあったんですが、そのことは受験に対する大きなモチベーションになりました。その結果として、上位から5番の成績で合格することができたんです。」

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