女の子のママ必見!初潮(生理)を迎える子どもへの事前準備:スクスクのっぽくん
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女の子のママ必見!初潮(生理)を迎える子どもへの事前準備

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生理の準備

小学校高学年あたりから女の子は急に大人びてくるようになります。体格も丸みを帯びたり、身長が急に伸びたりと大人の女性への準備を始めます。最近の学校では、性教育が充実しているので、生理についても指導を受けるようになります。

ただ、学校で教わるのは理論的なことが多く、実生活ではどう対応したらよいのかなど課題もたくさんあります。

そこで今回は、生理を迎える女の子へ、ママができる具体的な事前準備をお伝えしたいと思います。

初潮はいつ頃くるのか?

日本の女の子は、中学生前後で初潮がくることが多いようです。これは様々な体の条件がそろうためで、平均的な初潮開始時の体格は次のようになっています。

◆平均年齢:12歳

◆平均体重:42.9㎏

◆平均身長:152㎝

あくまでも平均の数字なので個人差はありますが、10歳を過ぎて、身長が150㎝前後になってきたら、初潮はそろそろだと理解しておきましょう。

初潮前に見られる変化

一般的に、初潮を迎える女の子の体は次のように変化し始めます。

◆身長が一気に伸びる

◆胸がふくらんでくる

◆わき毛や陰毛が生え始める

◆皮下脂肪が増える(体が丸みを帯びる)

◆ニキビや吹き出物がでてくる

さらに、いよいよ初潮が始まる!という場合は、次のような兆候も見られることがあります。

◆ショーツに“おりもの”がつく

“おりもの”は、膣から出る分泌物で、透明なものから白や黄色っぽいものと様々です。“おりもの”が下着につくようになったら、いよいよ月経がくるサインです。

◆頭痛や腹痛、だるさがでる

頭痛、下腹部が痛い、ダルい……ということも初潮前には見られることがあります。

初潮については、こちらの記事に詳しく記載していますので合わせてご参照ください。

→初めて生理を迎える女の子に知ってほしい10のこと

初潮を迎えるための事前準備(モノ編)

生理の準備

初潮を迎えることは、子ども本人もドキドキですし、不安になってしまうものです。同じようにママも心配だと思います。前もって準備しておくことで、生理がきても安心できますので、ぜひやってみてくださいね!

まずは、モノの準備から。

生理が来るかも!と準備しておく【持ち歩き用】と、いざ生理がきても対応できるための【練習用】に分けてお伝えします。

持ち歩き用

◆生理用ナプキン(昼用)

定番ですね。はじめはショーツに“ちょっと付着するだけ”の量であることが多いので、昼用で十分です。

◆ナプキンを入れるポーチ

生理が定期的にくる時のことを考えて、ナプキンが4~5枚程度入るものがよいでしょう。初潮がくる前は、ナプキン2枚程度、替えのショーツ1枚、汚れたものを入れるためのビニール袋1枚を入れておきましょう。

◆生理用ショーツ

2~3枚は用意しておくと洗い替えに安心です。

◆手帳(カレンダー)

生理の記録に使います。きちんと記録する習慣がつくと、自分の生理周期の把握や、生理不順、無月経などにも早期に対応できるようになります。

練習用

どんな風に練習するのかは、次の「【4】初潮を迎えるための事前準備(行動編)」をご覧ください。ここでは上記に加えて、練習するときにあると便利なモノを紹介します。

◆生理用ナプキン(羽無/羽有の昼用・夜用)

ナプキンには羽無しと、羽有りのものがあります。また昼用と夜用では厚みや使い勝手が全然違うので練習用にママのものをあげてもよいですね。

◆おりものシート

生理用ナプキンの前段階、ショーツの汚れを防止したりと役立ちます。薄く小さいので扱いやすいのが○です。

初潮を迎えるための事前準備(行動編)

モノは用意できそうですね。では、実際の練習へとうつりましょう。実はココが一番肝心です。内容によっては恥ずかしくなることもあるかもしれませんが、実践的だからこそ不安が払しょくされるというもの。可能であれば、ぜひやってみてください!

◆ナプキンの開け方練習

ナプキンを初めて使う場合は、封を開けるだけでも戸惑ってしまうものです。ナプキンも進化しているので、外袋を開けるだけでナプキンが全開するものもあります。羽付きのものは、綺麗に開封するのが難しく、テープのついた羽の部分がうまく取れなかったり、別のところに貼りついたりしがちです。いざという時に子どもがギョッとしないように、まずは一緒に開けてみましょう。

◆ナプキンのつけ方練習

初めての場合は、ショーツのどの位置につけるのかもわかりません。夜用など大きなナプキンには前後があることも知りません。実際にはいたショーツにナプキンをつけて練習することをおススメします。子どもが恥ずかしがるようなら、普通のショーツをはいた上に、生理用のショーツを二重につけて練習してみましょう。恥ずかしさが軽減します。

一番はじめは“おりものシート”で練習すると扱いやすいかもしれません。徐々にステップアップしていくのが安心です。羽有りのナプキンは難しいので、羽の部分をどのようにショーツに貼るのか一緒に練習してみましょう。

◆ナプキンの捨て方練習

意外と見落としなのが捨て方。誤ってトイレに流して詰まらせたりしないようにきちんと教えてあげましょう。外したナプキンをどのように丸めるのか、それをどこに捨てるか。サニタリーボックスの意味だけでなく、大人の女性としてはマナーも意識したいところです。経血のついたナプキンを開いたまま捨てたりしないように、小さく丸める方法も伝えるとスマートでしょう。

◆外出先で生理が始まっても大丈夫!の心構え

物の準備も必要ですが、心の準備も大事です。学校で生理が始まりナプキンを忘れたら保健室に相談に行く、外出先で生理が始まってもコンビニでナプキンは売っている、ショーツが汚れたらトイレで替えれば問題ないなど、大人は普通だと思っていることでも、子どもに伝えてあげることで安心感が増します。

万一、汚してしまっても目立たないようにボトムスを濃い色にしておくというのもアイデアです。

事前準備をしっかりしておけば、親子の絆も深まり、生理がくるのが待ち遠しくなります。子どもが大人の女性へと成長する過程を、ママも楽しみながら見守れると素敵ですね!

子育て研究所代表 プロフィール

ベネッセコーポレーションなど教育業界で長年勤務。幼児教育から高等教育まで幅広く知見を深める。2016年に株式会社子育て研究所を設立、代表取締役に就任。「子どもを地域で育てることが普通の社会に」を目標に、学びをつうじて地域のつながりを生み出し、幸せと安心を感じることができる社会を創造したいと奮闘中。東京都、ベネッセ等のビジネスコンテストで優秀賞や大賞の受賞歴がある。教育コンサルタント、チャイルドコーチングアドバイザーとしても活動中。

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