「成長期に伸びる仕組み」を中心に、「成長と栄養」の関係、「成長と睡眠の関係」などなど、
スクスクのっぽくんに寄せられるご質問を紹介します。
子供の虫歯と身長
家の子は歯の噛み合わせが悪く、また、虫歯も多いのですが、身長の伸びに影響はありますか?
- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
噛み合わせが悪いと、何とかうまく噛もうとして無意識のうちにあごが不自然な動きをするので、あごや肩の筋肉に無理な力がかかります。
首や肩の周りには、人間にとって重要な神経や血管が集中しています。そのため、この周辺の筋肉が疲れると神経や血管を圧迫し、間接的ではありますが、身長の伸びに悪影響を与える場合があります。
また、食べ物は、胃や腸で消化されてはじめて栄養として体内に吸収されますので、私たちは食べ物を口に入れると、まず飲み込みやすく消化しやすい大きさに噛み砕きます。
噛むことによって唾液を分泌させ、唾液に含まれる消化酵素と食べ物を混ぜ合わせ、消化しやすい状態にしてから胃に送ります。
ところが、噛み合わせが悪かったり、虫歯があったりすると、よく噛み砕くことができないだけでなく、唾液の分泌が悪くなり、消化しにくい状態で食べ物が胃に送られることになります。吸収が栄養素の吸収が悪くなる、もしくは胃にかなりの負担をかけてしまいます。ですので、このような観点からも成長にとって悪影響ということが言えるかと思います。
歯は大切にしましょう。
身長を伸ばす3大要素のページも、是非ご参照ください。
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