「成長期に伸びる仕組み」を中心に、「成長と栄養」の関係、「成長と睡眠の関係」などなど、
スクスクのっぽくんに寄せられるご質問を紹介します。
背が伸びる仕組みが知りたいのですが?
背が伸びるしくみを簡単に教えてください。
- 監修:医師(小児科医) 湯田貴江 先生
背が伸びるということは、骨が伸びるということです。
骨端線は、成長期の子供の骨に存在しており骨の両端に存在する軟骨の様な部分です。成長期に、この骨端線が伸びることによって身長が伸びるのです。 大人になると、骨端線は硬い骨になってしまい、骨は伸びなくなるのです。
では、骨端線の部分はなぜ伸びるのでしょう。
身長が伸びる段階
子供の成長期は、3つに分けられます。
乳幼児期~小学生時期、中学生時期そして高校生時期の3つになります。
最も成長する時期が、乳幼児期~中学生時期です。体の成長と共に身長の変化がみられるのもこの時期です。この頃は、骨端線が非常に柔軟で成長過程にありますが、大体13歳を過ぎた位からピークがすぎてその後固まっていきます。
成人になってから身長が伸びないのは、このためです。しかし、個人差があり成人後も骨端線が固まっていなければ身長が伸びる可能性があります。大半の人は、伸びない傾向になります。
身長が伸びるペース
生まれた時の身長は、平均して50cm程です。幼稚園入園頃(4歳)には100cm位に成長します。この時期は目ざましい身長の伸びを感じますがそれ以降、ゆったりとした伸び率に移ります。そして、思春期を迎える小学校高学年から中学校に再度身長が伸びはじめます。
思春期の身長の伸びは、1年で男子が約10cm、女子が5~8cm程です。
身長の伸びを左右するものとは?
睡眠
身長が伸びるためには、骨端線の成長を促すことが大切です。それには栄養素の他に成長ホルモンの働きが重要です。 成長ホルモンは、骨の成長に必要な成長因子の分泌を促します。思春期に身長を伸ばす鍵は、この成長ホルモンの分泌量を増やすことにあります。 成長ホルモンは、深い睡眠中に大量に分泌されます。忙しいからと十分な睡眠を取らずに、睡眠不足にならない様に注意しましょう。
また、眠りの浅い睡眠も成長ホルモンの分泌が不十分になりますので快適な睡眠を心がけてください。
食事
身長を伸ばしたいからと言って、カルシウムやタンパク質だけをたくさん摂れば良いと言うわけではありません。カルシウム・タンパク質・マグネシウム・ビタミンDを中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。→【無料プレゼント】専門家が開発!成長期サポート食品「カルシウムグミ」!
運動
身長が伸びるためには、運動が欠かせません。適度な運動は、骨に刺激を与えるので身長の伸びにつながります。また、成長ホルモンの分泌を促したり、睡眠導入につながる効果もあります。
ただし、毎日しなければあまり意味はありません。
この3つの要素に気をつけて、子供の身長を伸ばす可能性を高める手助けをしてあげて下さい。
詳細は「成長のための3大要素」を結論のページまで良く読んで参考にして下さい。