「成長期に伸びる仕組み」を中心に、「成長と栄養」の関係、「成長と睡眠の関係」などなど、
スクスクのっぽくんに寄せられるご質問を紹介します。
子供の身長を伸ばす方法
子供の身長を伸ばす方法を簡単に教えて下さい。
身長に関しては、睡眠・ 栄養・運動・愛情などの後天的要素が、とても大切と言われております。普段の生活習慣によって最終身長は変わる可能性がありますので、生活習慣を改善する事が重要です。
身長が大きく伸びると言われているのは、第二次性徴期と呼ばれる時期です。平均で男子が11歳半、女子が10歳がこの時期に相当します。
そして、通常は男性で17歳~18歳くらい、女性で15~16歳ぐらいまでが身長が伸びる可能性のある年齢とされています。
そのため、「成長期」とは一般的に小学生〜高校生くらいまでの年齢のことを指します。
成長期だからといって特別に身長を伸ばす方法を考えるのではなく、睡眠・栄養・運動・姿勢・愛情などの基本的な普段の生活習慣を大切にすることで、身長を伸ばす可能性を高めてあげましょう。
成長期は限りがありますので、1日1日を大切にすることがとても重要です。ぜひ、再度生活習慣を見直してみてくださいね。
睡眠
子供の身長を伸ばすために必須なのが、成長ホルモンです。この成長ホルモンは、睡眠初期の深い眠りの時期に分泌が多く、血液中の成長ホルモン濃度はピークに達します。
ですので、睡眠時間を十分にとったとしても、睡眠が浅かったり途中で睡眠を妨げられたりすると、成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長の伸びの妨げになる可能性もでてきます。
成長期にはできるだけ深い睡眠がとれるように睡眠環境もしっかりと整えましょう。
栄養
基本的には食事からまんべんなく、バランスよく栄養を摂取することが大切です。骨の両端にある骨端線という軟骨の部分が成長することによって身長は伸びますが、この骨端線の成長の条件として、カルシウム・マグネシウム・ビタミンD・タンパク質・亜鉛などの栄養素をしっかり供給することが挙げられます。
とくに、成長期にはカルシウムが不足しがちになりますので、是非積極的な摂取を心がけてください。
詳しくはこちらでも解説しています
→【Q&A】身長が伸びる食べ物を教えて下さい姿勢
姿勢が悪いと、リンパや血流の流れが悪くなります。 また、内臓が圧迫され、栄養の消化・吸収が悪くなることも考えられます。せっかくきちんと栄養をとっても、吸収されなければ意味がありませんので、普段から良い姿勢でいることを心がけてください。
愛情
一見無関係のように思えますが、愛情が不足して精神状態が悪くなると、脳下垂体から分泌される成長ホルモンの量が減ってしまいます。結果的に身長の伸びが悪くなる場合がありますので、普段通り愛情をかけ続けてあげてください。
一般的に成長期は何もしなくても比較的に身長は良く伸びますが、もっと伸びるように、普段の生活に気をつけて、身長が伸びる可能性を高めてあげてください。