「成長期に伸びる仕組み」を中心に、「成長と栄養」の関係、「成長と睡眠の関係」などなど、
スクスクのっぽくんに寄せられるご質問を紹介します。
小学生の子供が食が細いのですが、身長の伸びには影響はありますか?
小学生の息子は、食が細いのですが、身長の伸びには影響はありますか?
- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
食事の量が少なめですと、子供の成長にも影響が出てきます。
食が細いお子さんは、親としても気になるところですよね。 小学校の時に食が細いまま、思春期を迎え最終的に身長があまり伸びないで終わってしまうケースは多いのです。 急激に成長する乳幼児~幼児期後の小学校時代、大半の子供は身長の伸び率がペースダウンします。
小学校時代の身長の伸び
乳幼児期~幼児期から比べると、身長の伸びが緩やかになるものの思春期を迎えるまでの小学生の間は、まだまだ身長が伸びる時期と言えます。 個人差がありますが、平均して年間5~6cmくらいが伸びの目安です。
小学校の期間は長いので、この時期に着実に身長が伸ばせることができるかが「最終的身長に大きな差を生み出す」と言っても過言ではありません。 この時期に、栄養をバランスよく摂ることがとても大切です。
ただし、炭水化物や脂質を摂り過ぎると、太り過ぎることがあるので、注意して下さい。
→身長を伸ばす食事については、こちらの記事も参考にしてみてください。
食事が大切だと分かっていてもあまり食べない子供(食べられない子供)
身長の伸びと一緒で、食事の量も個人差があります。たくさん食べる子がいる一方で、これだけで大丈夫?と思ってしまう様な食が細い子供もいます。
たくさん食べて欲しいのが親心ですが、どうしても食が細い子供にはあまり無理に多くの食事量を押し付けない方が良いでしょう。あまり無理強いすると、子供は食に関してマイナスイメージを持ってしまう可能性があります。
その場合は、量より食事の栄養面やバランスに気を配ってみてはいかがでしょうか?
骨や体をつくる栄養素は主にカルシウム・タンパク質・マグネシウム・亜鉛などです。
十分なカルシウム・タンパク質を補充するために、普段の食事のプラスアルファとしてサプリメントなどを利用するのも一つの方法です。
※タンパク質は、普段の食生活において十分に摂取されていることが多く、もしお肉などはしっかり食べられるようであれば必要量以上に過剰に摂取することはおすすめ出来ません。
少食・偏食気味のお子様には、お子様に大人気の栄養機能食品カルシウムグミもおすすめ致します。
その他にもビタミンやミネラル豊富な食材を利用して、栄養面を配慮してあげてください。
彩りなどを工夫して見た目からも楽しめる食事を、家族皆で囲みましょう。 これらをきっかけに、食事の楽しさを感じることにより食事の量が増えると良いですね。成長ホルモンの分泌を促す
また、この時期は、成長ホルモンの影響を最も受ける年齢でもあります。 食事と共に重要なのが、成長ホルモンです。小学校高学年になると、生活習慣の乱れから成長ホルモンの影響が出始める頃でもありますので睡眠不足や過度なストレスに気を付けてあげて下さい。
身長を伸ばす3大要素のページ、身長と栄養の関係も、是非ご参照ください。