「成長期に伸びる仕組み」を中心に、「成長と栄養」の関係、「成長と睡眠の関係」などなど、
スクスクのっぽくんに寄せられるご質問を紹介します。
カルシウムは、どのくらいまで摂ってもいいの?
カルシウムは、どのくらいまで摂ってもいいの?
- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、成人の耐容上限量は2,500㎎/日となっています。
しかし、17歳までの子供に関しては十分なデータがないことから耐容上限量は設定されていないのが事実です。
カルシウムに関しては過剰摂取というよりも、不足している方が問題となっておりますので、成長期は特に食事からしっかりととることを心がけてください。
また、腎臓結石や血管の石灰化はカルシウムの摂り過ぎが原因といわれていますが、実は、逆にカルシウムの摂り方が足りないことに起因します。カルシウム不足によって、骨からカルシウムが出てくることで起こり、カルシウムパラドックスと呼ばれます。
マグネシウムも大切といわれますが、骨を強くする役割も細胞の働きを調節する作用も、カルシウムの比ではありません。ミネラルをまんべんなく摂ることも大切ですが、実際に不足しやすいカルシウムこそ、一番大切なミネラルといえます。
お子様と一緒に、十分なカルシウムをとる生活習慣を心がけましょう!
子供が成長する時期は限られています。普段の食事のプラスアルファとして、カルシウム・マグネシウム・亜鉛などの栄養素をバランスよく含んだ カルシウムグミもお勧め致します。
身長を伸ばす3大要素のページ、身長と栄養の関係も、是非ご参照ください。