手渡しボランティアツアーinフィリピン
フィリピンの子供たちの元へ、靴の手渡しボランティアツアー
スクスクのっぽくんはNPO法人・SBハートステーションと協力し、子供たちが成長してもう履かなくなった靴や使わなくなった服・文房具などを日本国内で集め、それらを必要とする海外の子供たちにお届けしています。
スクスクのっぽくんのお客様の中からもたくさんの方々にご協力いただき、皆様の想いがこもった合計6,000足以上の靴を集めることができました。
靴6,474足・サンダル870足・長靴430足・サッカーシューズ652足・衣類3,619枚・ランドセル84個・ピアニカ14個・リコーダー6個・カスタネット48個・サッカーボール129個・鉛筆3.600本・消しゴム1,100個・ノート1,800冊。鉛筆削り器90個・ボールペン2,150本
今回向かった先は、フィリピンの「ブエナビスタ(Buenavista)」という人口3万人ほどの町。
市長さんから熱いご依頼をいただき、初めて訪問させていただきましたが、ブエナビスタとはスペイン語で「素晴らしい景色」という意味の通り、綺麗なビーチとココナッツの森に囲まれた自然豊かな場所でした。
1日目
夜がまだ明けない朝4時にマニラのホテルを出発し、
約8時間かけて舗装されていないデコボコ道を車でひたすら進んでの移動は少し大変でしたが、
その疲れを一掃してくれるくらいの素晴らしい景色が広がっていました。
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市長さん、お孫さんとともに、多くのスタッフの方々が笑顔で出迎えてくれました。
ブエナビスタは、長年の政策により治安がかなり安定した町だそうですが、
万が一のため軍隊の精鋭4名が警備にあたってくれました。
5000足のシューズがはいった段ボールが、はるばる日本から到着。
多少外箱はつぶれてしまっていたものもありましたが、中身はしっかり保護されています。
みんなで手分けして、小学校に運ぶ段ボールをトラックに積み込みます。
手伝ってくれた少年にお礼を伝えるSBハートステーション・小川代表。小学校へいざ出発!
1校目は、約600人の大きな小学校(ハゴンゴォン小学校)。
生徒たちがオレンジの旗をつくり、「ようこそ!」の大合唱で迎えてくれました。
初めて訪れる町の小学校なので到着するまで歓迎してもらえるかどうか不安でしたが、
みんな底抜けに明るい笑顔で出迎えてくれて本当に嬉しかったです!
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親御さんや先生方を合わせると1000人を超える人が集まって、すごい熱気でした。
在校生から卒業生まで、幅広い年代の子供たちも集まっていました。
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ブエナビスタ高校から来てくれた生徒たちの演奏による国歌斉唱でセレモニーの幕が開けました。
SBハートステーション・小川代表の名が呼ばれ、立ち上がって歓声に応えます。
先生方、スタッフの皆さまのご協力によって、運ばれた靴がグラウンドに並べられました。
子供たちは順番に自分の好きな靴を選んでいきます。
子供たちはみんな靴を履くのが初めて。
目をキラキラさせながら好きなシューズを選んで、少し緊張しながら靴を履いてくれる姿が印象的でした。
市長も自ら靴を配って回りました。
小川代表も高校生たちに靴をプレゼント。
セレモニーで華麗なダンスを踊ってくれた高校生たちが、この日のために作ってくれたTシャツ。
「DANCE is our WEAPON. SHOES is our ARMOR 2016」
(ダンスは私たちの武器(攻撃)であり、靴は私たちの鎧(防御)である 2016)
中学生たちも靴をもらってみんなで笑顔
生徒たちはフィリピンの乗合タクシー「ジプニー」に乗り込んで、帰途につきました。
本日2校目の訪問。こちらも「ようこそ!」の大合唱で子供たちが出迎えてくれました。
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200人ほどの小学校(ブカル小学校)に、こちらも親御さん含め多くの方々が集まってくれました。
到着は15時過ぎでしたが、元気あふれる子供たちは朝から私たちの到着を待ってくれていたそうです。
いよいよ靴が並べられ、子供たちが心待ちにした靴を選んでいきます。
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教室の様子。
教科書はみんなで共有。貧困のため、ノートや鉛筆が買えない生徒もいるそうです。
バレーボールなどの運動用品もいくつか届けることができました。こちらも不足しているそうで、先生が翌月に迫ったバレーボール大会に向けて練習ができると喜ばれていました。
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2校目も、みんな弾けるような笑顔で喜んでくれてとても嬉しかったです。
靴を届けた私たちが、逆に元気をもらったような気がしました。
1日目 番外編
町にはホテルがなく、市長のゲストハウスに泊めていただくことに。
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1校目のセレモニーで国家演奏してくれた高校生たちが、私たちのために再度演奏と、オリジナル衣装を来てのダンスを披露してくれました。今回の小学校訪問を全面的にバックアップしてくれている市役所スタッフの方々も、私たちのためにダンスを用意してくれていました。
忙しい中でもいろいろなことを準備してくれていて、私たちが予想していた以上に町をあげて歓迎してくださる姿に心をうたれました。全面的にバックアップしてくださっている市役所スタッフの方々とも仲良くなり、友情が芽生えました。